ワインBAR 2月2週目の内容

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2016年2月2

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分3510円
合計8010円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真左から

①シャトー・ド・フュイッセ・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・J.J.ヴァンサン
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・香り豊か フレッシュな辛口
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・2780円

②ミラヴァル・ロゼ
2014年
ロゼワイン・・・旨みの残る余韻 上品な辛口
生産国・・・・・・フランス プロヴァンス
ブドウ品種・・・サンソー グルナッシュ シラー ロール
価格・・・・・・・・3280円

③ダーレン・ベルグ・ザ・ラッフェング・マグパイ
2002年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・滑らかでしっとりとした甘み 複雑な香り
生産国・・・・・南オーストラリア マカラーレン・ヴェイル
ブドウ品種・・シラーズ ヴィオニエ
価格・・・・・・・4250円

④ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・シャトーヌフ・デュ・パプ
2012年
赤ワイン・・・・・旨みとコクがしっかりとしているが今は引き締まった印象
原産国・・・・・・フランス ローヌ シャトーヌフ・デュ・パプ
ブドウ品種・・・グルナッシュ80% シラー10% ムールヴェードル10%
価格・・・・・・・・6500円

2016年2月2-1こはだ春菊鮨白子の柚子釜

こはだ春菊鮨 白子の柚子釜

酢〆したこはだを春菊と菊花の酢飯で巻き鮨風に小さい一口サイズで仕上げています。
白子は茶わん蒸しの地としてと本体そのままを柚子釜で!

ワインは①の香り豊かなスパークリングワインで・・・

①シャトー・ド・フュイッセ・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・J.J.ヴァンサン
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・香り豊か フレッシュな辛口
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・2780円

ブルゴーニュ地方と言ってもその広さは結構な物なんですよねぇ。
面積31,580 km²と言う事なんですが・・・想像つかない。
因みに我が家がある栃木県の面積は6,408 km²と言う事らしいので5分の一しかないの??
これホント?ネット情報なので実感が沸きませんが・・・。
でも確かに広いよねぇ。
と言ってもワインを造っている『主な』産地は、
北はディジョンの南端マルサネ辺りから、
南はマコン周辺まで南北約130キロほどの街道沿いに点在したます。
130キロですよ!ハハはは!長!宇都宮から東京までって感じです。
いかに広大な所か想像つきますかねぇ?

さてさて、そんなブルゴーニュ地方の葡萄栽培の最南端に位置するマコン、
そこらから直ぐのフィッセで6代続く老舗のワイナリーが今回紹介するシャトー・ド・フィッセ。
良い葡萄が収穫できそうなロケーションの素晴らしい所ですねぇ。
15世紀に作られた五角形の塔を持った建物が目印!
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何とも良い環境ですねぇ。
ワイナリーの名前が示す通り、
白ワインのラインナップが充実した造り手さんなんですが、
多少の赤ワインと近年人気のスパークリングもしっかりと造っています!

今回のスパークリングワイン!
香りにチーズっぽい(お菓子のカールみたいな)ニュアンス、リンゴやレモン、
花束みたいに様々な香りを感じます。
しっかりとした酸味とバランス良い果実味、
余韻に火薬が燃えるた後の様な香ばしい風味を感じますね。

酢で〆たこはだにの酸味、
春菊と菊花のあの独特な風味がアクセントとなって、
ワインのミネラル感と良く調和してます。
白子はとぅるんとした食感と滑らかな食味が、
ワインの持つクリーミーな舌触りと共通している様です。
熱々の茶わん蒸し的な柚子釜、柚子の香りもイイ感じです。
ワインの持つ柑橘系の香りとも相性が宜しいようですね。

2016年2月2-2和牛の香葉焼き和牛の香葉焼き中身

和牛の香葉焼き

中身は和牛カルビ、里芋、ぎんなん、ウド???他に名か入れてた様な・・・。あ!フキ!
各々に下処理仕事を施して塩漬けにしたふきの葉で包みグリルしてます。
香り、味と風味豊かな一品となってますよ!

ワインは②のロゼ!で・・・

②ミラヴァル・ロゼ
2014年
ロゼワイン・・・旨みの残る余韻 上品な辛口
生産国・・・・・・フランス プロヴァンス
ブドウ品種・・・サンソー グルナッシュ シラー ロール
価格・・・・・・・・3280円

こちらのワインはアタシが説明するまでもない・・・有名なワインですね。
オーナーがブラピとアンジーって事だけでも世界のセレブが大喜び!?
まぁ詳しい内容はエノテカさん当たりのHP読んでみて!
ミラヴァル・ロゼミラヴァル・ロゼ2
ブラピと一緒に写っているのが醸造を担当するファミーユ・ペランのマルク・ペラン氏。
当店でも扱っているローヌ地方の優良な生産者です。
その点では安心ちゃぁ安心なんですが・・・。
なんか俗物的と言うか・・・。
まぁ良く出来たロゼワインなので当店で扱っているわけですがね!

綺麗な仕上がりの中にしっかりした旨みを持った辛口仕上げのロゼワインです。
こう言う類のワインは料理に合わせやすい!美味いですよねぇ。
でも、日本だとイマイチ、ロゼって売りずらい雰囲気ですよねぇ。未だに・・・ね”
まぁでもだんだんとロゼの需要は増えると思いますよ。
こう言うしっかりとした造りの辛口タイプのロゼワインは!
と言い続けてもう10年以上経つのですが・・・・あは。

香りに華やかな白粉の香り、バナナ、イチゴ、ソーダの様な香りも合ってロゼらしい雰囲気。
味わいは端麗に入りながらも徐々に旨みを感じる辛口。
後味に苦味と硬度の高いミネラルウォーターの様な喉越しが、
薄っぺらいロゼワインとは違う所でしょうか!
香り味ともにバリエーションが豊かな料理に、
負けない味わいを持ったロゼワイン。合わない訳がないですねぇ。

2016年2月2-3トンポーロー

トンポーロー風、豚バラ肉角煮

まんまちゃんです。

ワインは③の得意なオージー古酒!

③ダーレン・ベルグ・ザ・ラッフェング・マグパイ
2002年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・滑らかでしっとりとした甘み 複雑な香り
生産国・・・・・南オーストラリア マカラーレン・ヴェイル
ブドウ品種・・シラーズ ヴィオニエ
価格・・・・・・・4250円

ダーレンベルグ3
南オーストラリアの生産者です。
オーストラリアのワイナリーの中でも古い歴史を持った、
1912年から続く家族経営のワイナリーさんですね。
日本にも毎年の様に来てますね。
ある意味今日のオーストラリアワインらしさを表現した、
ワイナリーさんと言っても過言ではないのかなぁ?
多種多様な葡萄品種を使用して、
白ワイン・赤ワイン・スパークリングワインを生産する。
そんなの結構何処でもそうじゃん!って思うかもしれませんが・・・
内容が凄いんですよねぇ。
ダーレンベルグ1社でフランス全土網羅するみたいな・・・感じ・・・?
アルザス・ドイツが有れば、ブルゴーニュが有って、ローヌ地方も有りつつ、ボルドーまで!造る。
おまけに貴腐ワイン&オージーオリジナルブレンドと赤スパークリングワインまで!
凄いですよねぇ。こう言う所を認めるオーストラリアって国。
で!もっと凄いのがすべてのワインのクオリティーの高さ!
好き嫌いは有ったとしても、商品化されているワインはすべて良品ですからねぇ。
まさしくオージーマジック!

ダーレンベルグ2ダーレンベルグ

今回紹介しているワインは2002年産の古酒。
14年経過してますが、よくある安い古酒とは趣が違いますねぇ。
甘い香りにアメリカンチェリーの様な果実感、
熟成からくるシェリーっぽい雰囲気と鉄分を感じる赤身肉の様な香り、
ワイン本来が持っているフローラルで芳香的な華やかさが未だに健在。
味わいは非常に滑らかで甘い果実、
まったりとした旨みを伴った酒質が口中に余韻となって残りますね。
非常に美味い。

中華系の香辛料が入った豚の角煮とワインの味わいの印象が同じ雰囲気です。
これこそボンマリアージュって感じでしょうか!全国中華屋さん是非真似して下さいませ!

2016年2月2-4ラムのポワレ

仔羊のロースト

シンプルっす!

ワインは④の赤ワインで・・・

④ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・シャトーヌフ・デュ・パプ
2012年
赤ワイン・・・・・旨みとコクがしっかりとしているが今は引き締まった印象
原産国・・・・・・フランス ローヌ シャトーヌフ・デュ・パプ
ブドウ品種・・・グルナッシュ80% シラー10% ムールヴェードル10%
価格・・・・・・・・6500円

フランス南ローヌ地方シャトーヌフ・デュ・パプの生産者。
過去にも紹介しているかと思いますので・・・簡単に
創設は1973年、それ以前から葡萄栽培は行っていて
葡萄農家からのワイナリー設立と言うとても順当な成り立ちです。
オーナー夫妻にセミナーでお会いした事が有りますが、
気取りのない実直な印象の方でした。
出来るワインも実直な物が多く、
良く出来たワインが多い事でも物語っていますね。

シャトーヌフデュパプ1シャトーヌフデュパプ2

因みにシャトーヌフ・デュ・パプってよく聞く名前だと思うんで・・・
位置的にはアヴィニヨンから20キロ弱北上した所にその場所は御座います。
1305年むかしむかしローマ教皇クレメンス5世が教皇(法王)に就任。
通常はローマ(バチカン)に戻るのですが、
彼はアヴィニヨンに留まったんですねぇ。
だから今でもアヴィニヨンの旧市街には法王庁跡が御座います。
その事が現在に至ってもワイン名に『シャトーヌフ・デュ・パプ』と言う名を残すきっかけになってます。
シャトーヌフ・デュ・パプとは直訳すると「教皇の新しいお城」と言う意味。
法王庁のあるアヴィニヨンから少し離れた場所に築かれた法王の別荘が上の写真↑。
現在は眼下に葡萄畑を見下ろしながら城跡だけが残っております。

ともう一つシャトーヌフ・デュ・パプの葡萄畑には大きな石がゴロゴロしていて、
寒暖の差の激しい気候から、
日中の太陽のの熱を保温してくれるとかしないとか!ってよく耳にします!その石ころがこれ↓
シャトーヌフデュパプ3シャトーヌフデュパプ4
見るからに『ゴツイ』ブドウの木。樹齢は相当な物ではないでしょうか?(50年から80年とか?)
畑の上には子供の拳ほどの大きさの石がゴロゴロ。
大昔は川が有った事でしょう。
日中の温かさをこの石ころが蓄えて、
夜間に熱を放出する事が凝縮したブドウを造り出している要因なのでしょう。
・・・と教科書的なコメントを少し。
でもまぁこれだけ石が有るとそんな蘊蓄も言いたくもなりますわなぁ。
ブドウの木、一本一本に野性味溢れる迫力を感じる産地ですねぇ。
シャトーヌフ・デュ・パプ。

と旅気分は終わって・・・ワインの説明。

まだまだ控えめながらイチゴの様な香りと花の様な芳香性の香りが御座います。
口当たりは一見スムーズにするっと入ってきますね。
非常に上品で品の良い酸味を感じますが、
しっかりとしたコクと旨みを伴っているところが素晴らしい所でしょうか。
シンプルにシンプルに美味いです。
羊の淡白さと香りのバランスに丁度マッチした程よい味わいの若い赤ワインの組み合わせ。
ハーブの香り漂うソースと相性も宜しいようですね。
③に比べると最初に感じる甘さが無いので一見淡く感じそうですが、
飲み返して頂くとあっと!驚き!③の味がボケる~~~!お試しください!ってこの週とっくに終わってけど・・

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