ワインBAR 3月2週目の内容

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2016年3月2

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分3900円
合計8400円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①サラザール・クレマン・ド・リムー・カルト・ノワール・ヴィエイユ・キュヴェ・エクストラ・ドライ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・香りに火薬的なニュアンス 熟成感ある余韻 辛口
生産国・・・・フランス リムー
ブドウ品種・・シャルドネ50% シュナンブラン40% ピノノワール5% モーザック5%
価格・・・・・・・2580円

②E・ギガル・コンドリュー
2008年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・桃・シトラス・グレープフルーツ・花・蜂蜜様々な香り 口当たり滑らかしっとり 余韻に樽がほんのり
生産国・・・・・・フランス ローヌ コンドリュー
ブドウ品種・・・ヴィオニエ
価格・・・・・・・・6500円

③ムートン・ノワール・オレゴーニュ・ピノノワール
2012年
赤ワイン・・・・香り華やか しっかりした果実味だが甘すぎない
生産国・・・・・アメリカ オレゴン
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・6600円

④シャトー・コーヌ・ル・モナーク
2010年
赤ワイン・・・・・タバコやタールのニュアンス 甘みと円やかな口当たり
原産国・・・・・・フランス ボルドー ブライ
ブドウ品種・・・メルロー75% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% プティヴェルド5%
価格・・・・・・・・3550円

2016年3月2-1前菜盛2

前菜盛

手羽、牡蠣、蛸、エビ、チーズの五点盛
それぞれに下処理をしています。

ワインは①のフランス産のスパークリングワインで・・・

①サラザール・クレマン・ド・リムー・カルト・ノワール・ヴィエイユ・キュヴェ・エクストラ・ドライ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・香りに火薬的なニュアンス 熟成感ある余韻 辛口
生産国・・・・フランス リムー
ブドウ品種・・シャルドネ50% シュナンブラン40% ピノノワール5% モーザック5%
価格・・・・・・・2580円

南フランス、リムーって言っても、
50キロ程南下すればスペイン。
暑いイメージがありますが、
業界では意外に冷涼な地域として知られていて、
発泡性のクレマンを数多く産出していますね。
南に広大なピレネー山脈が構えている事が影響しているのでしょうねぇ。(たぶん)

こちらのワイナリーさんは創業が1890年と言うから、
明治の中頃からの歴史を持った生産者です。
当家のもほぼ変わらない歴史が有りますが・・・実績は雲泥の差!
現当主のルネさんが3代目でもう良いお年の方、
元々は1セラー1タンク程の小規模な生産者でしたが、
現在は10000本を超える生産量でリムーでも大手になります。
大方の商品は国内で消費されているようで、
そこら辺も実力が伺える生産者です。
近年は自然農法に特化していて、
認証も受けているみたいですね。

価格も以前よりは高騰しておりますが、
手の届かない様な価格にはならない事でしょうね。

今回使ったカルト・ノワールは、
瓶熟成36カ月以上と謳っております。

味わいはドライでキレ良い酸味が有り、
余韻にシェリー的な熟成感が感じられますね。
火薬が燃える様な香りがあって独特の風合いも感じられますね。
熟したリンゴやフルーツの香りも纏っていて原料の葡萄の良さも伺えますね。

5種盛と言う前菜にはやや複雑みを帯びたスパークリングワインが、
許容範囲の広さを見せてくれる様に感じます。

2016年3月2-2オマールコンソメ

オマールコンソメ

コンソメをオマール風味で仕上げたスープ、
オマールの身はコンソメでポシェ、
カッペリーニを入れてそーめんぽく如何でしょう!

ワインは②の美味しい白ワインで・・・

②E・ギガル・コンドリュー
2008年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・桃・シトラス・グレープフルーツ・花・蜂蜜様々な香り 口当たり滑らかしっとり 余韻に樽がほんのり
生産国・・・・・・フランス ローヌ コンドリュー
ブドウ品種・・・ヴィオニエ
価格・・・・・・・・6500円

ギガル社は戦後間もなくの1946年に創業、
高度経済成長と共に発展したYAZAWA的ドメーヌ!
現在実権握るのは3代目のフィリップ氏、
ある意味北ローヌのゴットファーザー的な企業ですね。
初代のエティエンヌが奉公していたドメーヌを
2代目のマルセル氏が傘下に収めたのが1980年代、
ギガルの現在の地位を決定付けたのが、
北ローヌの銘醸「シャトー・ダンピュイ」を入手した事。
これが1995年の出来事。
現在に至るまで成長を続けローヌの盟主となっています。
映画みたいです。

さて今回の紹介したワインですが、
コンドリューと言う北ローヌの小さな地域で作られる辛口の白ワイン。
葡萄品種はヴィオニエ。
現在は世界各国で栽培される様になっていますが、
北ローヌのヴィオニエは格が違いますねぇ~。
何が違うか??と言うと品が違うんだなぁ~。
またもや曖昧な説明ですが・・・。
この品種華やかな花の様な香りとライチや桃の様な甘い香りが印象的なのですが、
ややもすると酸味が穏やかになってボリューミーな風合いにナリガチ。
それはそれで美味しいと思うんですが・・・品や格調と言うと・・・ね。
酸味があって尚且つ飲み応えが有って余韻が長くて副雑味も有ってとなると・・・
やはり北ローヌのヴィオニエが一番近い味わいなのねぇ。
しかも熟成すると更に妖艶に円やかに蜂蜜っぽくなって来るんだなぁ。
まさに今回紹介したギガルのコンドリューがそんな塩梅ですね。
しかも安い!けど在庫無い!!

コンソメのコク、さらにオマールの味、これに負けないワインの旨み。
ボンマリアージュですね。

2016年3月2-3サーモンの西京焼き

サーモンの西京焼き

まんまちゃんです。

ワインは俺ゴーニュっす”

③ムートン・ノワール・オレゴーニュ・ピノノワール
2012年
赤ワイン・・・・香り華やか しっかりした果実味だが甘すぎない
生産国・・・・・アメリカ オレゴン
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・6600円

このワイナリーさんはいつも変わったネーミングでワインを出すよねぇ。
俺ゴーニュですよ!
オレゴンとブルゴーニュを足して2で割ったネーミングです。
ふざけてます!!いやユーモワ??でも飲めば納得!!
マジで2で割った様な味わいっすもの。
これは面白いわぁ。
新大陸らしからぬ綺麗な酸味、
オレゴンらしいバイオレット的華やかのある香り!
味わいもバランス良くてちょうど良いです。
価格もイイ感じじゃないでしょうか?

料理とも良く合ってますよ。
お互いが優しく高め合ってます。
オレゴンと言うとサーモン!あちらは炭火焼ですが・・・
西京焼きで更に相性UP間違い無いっすぅうう。

2016年3月2-4黒豚ロースト

黒豚ロースト

どうやって作ったか・・・記憶に無い!!
だって1っカ月前なんだもん・・・(ヒミツのアっ子ちゃん風)
良いオヤジが何言ってんだかなねえぇ。

ワインは円やかなボルドーで・・・

④シャトー・コーヌ・ル・モナーク
2010年
赤ワイン・・・・・タバコやタールのニュアンス 甘みと円やかな口当たり
原産国・・・・・・フランス ボルドー ブライ
ブドウ品種・・・メルロー75% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% プティヴェルド5%
価格・・・・・・・・3550円

ルイ14世とも縁のある歴史的シャトーと言う見出しで
インポーターさんの資料にはありますが・・・何が??
ワイナリーがあるブライには、世界遺産にも認定されている
「ヴォーバンの星形要塞」と呼ばれる城壁があり
ボルドーの観光スポットになってます。
ルイ14世がブライに城壁を築く時に使用した石灰岩が、
シャトー・ル・コーヌの区画にある石灰岩だったって事らしいっすよ。
んなもんでルイ14世は、自らの王家の紋章の使用許可を与えたといいます。
実はルイ14世は、シャトー・ル・コーヌの重要顧客の一人。
さらに先代の13世もこのシャトーを訪れていたといいます。
まぁ当時からここのワイン飲んでた訳だから
『王家御用達シャトー』って事なんでしょう。ね。

さてさてお味は!円やかでコクのある果実と樽のニュアンス。
タバコやタールの様な深く奥深い複雑な香り。
でも、甘すぎる事は無く、品の良さも感じます。
黒豚の甘い脂身としつこくない肉感が、
程よいボリュームの赤ワインとマリアージュしてます!

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