ワインBAR 1月4週目の内容

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2016年1月4

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分2700円
合計7200円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①フィンカ・バルドセラ・カバ・ブルット・ナチュレ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・軽やかでフレッシュな辛口
生産国・・・・・スペイン ペネデス
ブドウ品種・・チャレッロ35% マカベオ30% パレリャーダ20% シャルドネ10%
価格・・・・・・・1890円

②ツィント・フンブレヒト・ゲヴュルツトラミネール
2012年
白ワイン・・・・・華やかな香りが印象的 同葡萄品種の他メーカーに比べて辛口なスタイル
生産国・・・・・・フランス アルザス
ブドウ品種・・・ゲヴュルツトラミネール
価格・・・・・・・・2800円

③ティエリー・ランドリ・シノン・キュヴェ・デ・クルゾー
2011年
赤ワイン・・・・スミレの様な花の香り 口当たり円やか濃くは無いが果実味のあるスタイル
生産国・・・・・フランス ロワール シノン
ブドウ品種・・カベルネフラン
価格・・・・・・・2500円

④ショーヴネ・ショパン・ニュイ・サン・ジョルジュ
2006年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・香りは穏やかだが中に鉄分を感じる 口中に広がる生葡萄の風味 渋みがまだまだしっかりと感じられる
原産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ ニュイ・サン・ジョルジュ
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・5800円

2016年1月4-1前菜5種盛

前菜の5種盛
セリの根の天ぷら、エビと雲丹の冷製、白センマイの煮凝り、
セリのお浸しonキャビア、生牡蠣と↓スルフォラファンのサラダ。
良いですよねぇ~ちょこちょこって!作るの大変ですけど・・・。
食べる方の楽しそうな顔を思いなが作ってます。

ワインはニュートラルな辛口のスパークリングワインで・・・

①フィンカ・バルドセラ・カバ・ブルット・ナチュレ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・軽やかでフレッシュな辛口
生産国・・・・・スペイン ペネデス
ブドウ品種・・チャレッロ35% マカベオ30% パレリャーダ20% シャルドネ10%
価格・・・・・・・1890円

何回目?ん2回目?かな・・・ナチュラルな辛口スパークリングワイン。
以前も紹介したかと思いますが・・・
「創設者はロジャー・グラートで40年間ワイン造りをしていたジョセフ・バルス氏!」と
言ったてねぇ~ピン!と来る人何人いますかねぇ??
勿論ワイン通と思しき方々にとっては簡単に理解出来る事なんでしょうけど。
まずはロジャーグラートから紐解かないとねぇ~。
同じくスペインのカバと呼ばれるスパークリングワインの醸造メーカーが、
ロジャーグラート社なんですねぇ。
なんで!名前を出して宣伝するかってぇ~と、有名なんですねぇ。
特に日本ではロジャーグラート社が造るロゼスパークリングがね!
まぁでも結構昔の話ですけどね。
芸能人の格付けチェックって有ったでしょ、
その時にうん万円のドンペリニヨンロゼに間違われて、
多くの芸能人に高いと評価されたのがロジャーグラートのロゼ!
当時2000円程度だったと思いますよ。
そんなロジャーグラート社でスパークリングを造っていたのが、
今回取り上げているフィンカ・バルドセラ社創設者「ジョセフバルス氏」って訳ね!
40年に渡りロジャーグラート社でワイン造りをしてきた功績と実力が、
このワインに注がれているって事ね。
だから間違いなく旨いかって言うと・・・
意外に旨いわけ!あはは。
味わいはフレッシュでタイトに引き締まった辛口の仕上げで、
食事中に向くタイプ。
価格も味わいも軽く控えめで申し分ないかと思いますよ。

5種盛の前菜と言うお題には、
こう言ったナチュラルで軽やかさもあるシンプルな辛口の味わいが
幅広く応用が利くかと思います。
因みにパーカーさん90点出してるそうです・・・が、
そこまでの・・・深みは無いですね。
でも味と価格で言ったら合格点の範疇でしょう!ね!
アチキはいったい何者だ偉そうですね(反省)

2016年1月4-2トリッパとせんまいのグラタン

トリッパとセンマイのグラタン

寒い地域の郷土料理的な料理ですね。
今回の仕上げはグラタン風。
寒い季節に熱々の料理を食べながら、
温まって下さいませ。

ワインは華やかな香りが特徴的な②の白ワインで・・・

②ツィント・フンブレヒト・ゲヴュルツトラミネール
2012年
白ワイン・・・・・華やかな香りが印象的 同葡萄品種の他メーカーに比べて辛口なスタイル
生産国・・・・・・フランス アルザス
ブドウ品種・・・ゲヴュルツトラミネール
価格・・・・・・・・2800円

アルザスワインの重鎮の一つでしょうねぇ。このメーカーさん。
歴史は1620年ごろから続くワイン造りの家系と言うから驚きますね。
関ヶ原の戦いが1600年っすからねぇ。
シンプルに凄いですよねぇ。
このアルザスって地域は面白い歴史が有ってね、
行くと分かるんですが建物の雰囲気がパリとかとまるで違うんですよね。
木造、尖った屋根、可愛い色使いがメルヘンチックで絵本に出てくるような町並み、
何処と無く合掌造りの日本家屋に色付けしたような趣。
地理的に隣がドイツって事で侵略されたり復帰したりと、
複雑な成り立ちと文化を持った地域なんですねぇ。
でも元々はドイツなのかなぁ??まぁイイか!
気候的には寒い所、
故に冷涼地に向く葡萄品種が多く栽培されているのは当たり前ですねぇ。
生産量のほぼほぼ白ワインが占める白ワイン天国なのね。(もちろん赤ワインも造ってますよ)
近年の日本でもじわりじわりと消費量が増えてきています。
フランスの他地域との違いは、
葡萄品種由来の違いを全面的に出す所でしょうかねぇ。
例えば今回取り上げているゲヴェルツトラミネール!
これって葡萄の名前なのね。
他にはリースリング、シルヴァーナとか、
すべて葡萄品種の名前がワイン名になってたりします。
アルザスワインで重要視されているのは葡萄ごとの特性なのね。
(最近は地域による特性の違いも重要視されてリュディと呼ばれる
細かい地域ごとの格付なんかの取り組みも進んでます)
もう一つの特徴がフリュートと呼ばれる細長いワイン瓶でしょうね。
これがまた厄介でねぇ・・・背が高いしメーカーのよっても違うしで・・・
棚に並べ辛いんですよねぇ。
何とかなんね~べかねぇ~。
さてさて、今回のワインですが!
葡萄品種由来のライチの様な華やかな香り!果実の甘みがあってフルーティ。
ゲヴェルツトラミネールと言う葡萄は酸味が穏やかなので甘い味わいを感じやすい。
やや辛口からやや甘口に感じるスタイルが多いです。
が!このワインは比較的ドライに仕上げた、
ゲヴェルツトラミネールの中でも辛口の仕上がりですね。
ただ注意しなくてならないのが、
他の酸味の効いたドライな白ワインに比べればやや甘く感じる事。
それだけ酸味が穏やかに感じますからねぇ。
そしてもう一つの特徴が後味の苦味。
この苦味が好きな方にはたまらないんですねぇ。
この苦味って何かに通じる所があると思いますが・・・
そうです!チーズですねぇ。
チーズって後味苦くないですかぁ?
塩味や甘み旨み香り様々な風味と味わいのチーズがあると思いますが、
全部に通じる特徴が後味の苦味。
この苦味とゲヴェルツトラミネールの苦味と甘みが合うんだなぁ。
と言っておきながら・・・今回の料理にチーズは一切使ってませんが・・・。
熱々の料理によく冷やしたほっとする甘さのある白ワイン、
寒い冬の食卓にはとてもよく似合いますねぇ。
アルザスアルザス2

2016年1月4-3黒瀬ぶりの照り焼き

黒瀬ぶりの照り焼き

脂の乗ったぶりを照り焼きにしてみました!シンプルっす!

ワインは③の華やかで花の様な香りが印象的な重くない赤ワインで・・・

③ティエリー・ランドリ・シノン・キュヴェ・デ・クルゾー
2011年
赤ワイン・・・・スミレの様な花の香り 口当たり円やか濃くは無いが果実味のあるスタイル
生産国・・・・・フランス ロワール シノン
ブドウ品種・・カベルネフラン
価格・・・・・・・2500円

フランスはロワール産の赤ワイン。シノン!
シノンと言えばシノン城。
シノン城と言えばジャンヌダルク。
ジャヌダルクと言えばミラ・ジョヴォ・ビッチ。
ミラ・ジョヴォ・ビッチと言えばフィフス・エレメント。
フィフス・エレメントと言ったらリュック・ベ・・・延々続きます。
フォローミー!
ってバカだねぇアチキ。
さてさてこちらの生産者の説明に取り掛かります。
家業として古くからワイン造りをしているドメーヌさん。
1995年に家業を受け継いだティエリー・ランドリさんが、
自社詰めを行うようになり正式なブランドを立ち上げたのが今回紹介するワイン。
目標とするワインは、
「ホームパーティーとかビストロとかで、
うまい料理と一緒に
仲間とガブガブ楽しんでいただけるワイン」と公言するだけあって
軽やかで滑らかな果実味が楽しめるスタイル。
実際にパリや地元ロワールなどのビストロなど、
フランス国内での消費がほぼ中心となっています。
こう言うワインを安いコップになみなみ注いで、
ぐびぐび飲むのが地元のスタイルなのでしょうね。
またそれも良き事ですねぇ。楽しそうだしねぇ。
様々なスタイルの飲食店があって、
用途によって使い分ける!フランス人は大人だなぁ~!
日本だと安くて量が有ってこそ良心的なお店とされがちですが・・・
一理あるとは思いますが・・・それってちょっと違うと思うなぁ。
色んなスタイルがあって然るべきだと思いますしねぇ。
でないと、生活に幅が出ない!でしょ!
まぁ日本の消費者は賢いから、
アチキ如きが言うまでもないんですがねぇ。
あくまで個人的な印象ですが・・・
安い・美味い・量がある=良心的=良いお店
みたいな価値観の刷り込みみたいのを感じる事が多くてねぇ。
それって自ら首絞めてんじゃねぇって思う訳です。
まぁ・・・こんなつまらない話は止めましょうね。

脂の乗ったぶりを直火で照り焼きに、
余分な脂も適度に落ちて良い感じです。
香ばしい香りと華やかなワインの香りが良い雰囲気を醸し出していますね。
ほどよい果実の甘さと照り焼きのたれがコラボして口中で広がります。
ボンマリアージュですよ!これならご家庭で試せますね!
是非一度お試しください!

2016年1月4-4地物猪豚とフランス産鴨のロースト

栃木産猪豚&フランス産鴨のロースト

猪豚は栃木産のジビエっすねぇ~。
MY Uncleが捌いてくれたものです。

ワインは④のブルゴーニュ産の赤ワインで・・・

④ショーヴネ・ショパン・ニュイ・サン・ジョルジュ
2006年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・香りは穏やかだが中に鉄分を感じる 口中に広がる生葡萄の風味 渋みがまだまだしっかりと感じられる
原産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ ニュイ・サン・ジョルジュ
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・5800円

フランスはブルゴーニュの生産者。
1975年創業、オーナはユベール・ショーヴネ氏。
ありがちな話ですが・・・
10年後にエヴリーヌ・ショパンと結婚して
ショーヴネ・ショパンとなりました!
エヴィリーヌさんの実家がドメーヌ・ダニエル・ショパン・グロフィエ。
(実力者だったらしいっすよ)
1997年から2001年に掛け、
父の畑を相続する事になり、
著名な葡萄畑を持つ事になったそうな。

全般的にショーヴネ・ショパンの味わいのイメージは、
味わいは比較的おとなし目、
スムーズに飲みやすく上品なイメージ。
って感じでしょうか?

今回使用した赤ワインは2006年の熟成物。
ややおとなしい香り、
味わいは生葡萄の風味があって比較的旨みが強くあります。
鉄分を感じるような香りと花のような甘い香りが、
時間と共に出てきますね。
意外に渋みもしっかりと感じられて力強さも感じます。
世間一般のワイン評とは違う気もしますが・・・
馬鹿げてヘビーでリッチでって事はあり得ないので
まぁ正解っちゃ正解でしょうかねぇ。

肉2種類!意外に共通点がありますね。
どちらも程よい鉄分を感じる点。似てます。
まったりとした食味と旨みの濃い肉質、
果実の旨みと鉄を感じる赤ワインで合わせる事で、
しつこくなく良い風味だけが口中に残って良い感じですね。
熟成感のあるワインの香りって複雑で、
獣の香りと良く合いますねぇ。
ボンマリアージュで御座います!

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