ワインBAR12月30日1日限定ナイトの詳細

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2015年12月5

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分4910円
合計9410円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①二コラ・フィアット・ブリュット・エディション・リミテッド・ランド・オブ・ワンダーズ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・熟したリンゴと焼いたパンの香り バランスの良い辛口
生産国・・・・・フランス シャンパーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール40% ピノムニエ40% シャルドネ20%
価格・・・・・・・5000円

②ドメーヌ・バルメ・ブシェール・リースリング・ローゼンベルグ
2005年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・甘い蜂蜜の香り 香りとは逆に酸味のきりっとした辛口
生産国・・・・・・フランス アルザス
ブドウ品種・・・リースリング
価格・・・・・・・・4500円

③ピカーディ・ピノノワール
2007年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・豊かで華やかな香り 円やかな果実味のある辛口
生産国・・・・・西オーストラリア ペンバートン
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・5500円

④フォントディー・キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ・ヴィーニャ・デル・ソルボ
2011年
赤ワイン・・・・・熟した葡萄の凝縮感と樽の香ばしい香り 生葡萄の風味のある辛口
原産国・・・・・・イタリア トスカーナ
ブドウ品種・・・サンジョヴェーゼ95% カベルネソーヴィニヨン5%
価格・・・・・・・・8300円

2015年12月5-1鮑大根

鮑大根

蒸しアワビと立塩で漬けた大根に肝ソース。

ワインは①のボーリングの玉のようなデザインの泡で・・・

①二コラ・フィアット・ブリュット・エディション・リミテッド・ランド・オブ・ワンダーズ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・熟したリンゴと焼いたパンの香り バランスの良い辛口
生産国・・・・・フランス シャンパーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール40% ピノムニエ40% シャルドネ20%
価格・・・・・・・5000円

前回に引き続き登場のニコラフィアット。
詳細は前回のリンク

味わいは(前回の使用ブリュットグランレゼルヴより)幾分甘みを感じるスタイル。
多少のボリューム感の強さを感じます。
万人に向くタイプの仕上がりではないでしょうか。

鮑の塩味と香りが肝のソースに絡まって海を感じる一皿なりました。
大根が良いですねぇ、シャキシャキ感がアクセントになってます。
果実の甘さがある泡物は、塩味とステキに合いますねぇ。
シャンパンおかわり行きそうですね!

2015年12月5-2白子の柚子釜

白子の柚子釜

まんまちゃんです。
餡は土佐酢に幾分の柚子果汁、
柔らかい餡仕立てにしております。
柚子釜の香りが良い感じです。
隠し味でリンゴが入ってます。
これが効くんだなぁ!

ワインは①の泡か②の辛口熟成リースリングで・・・

②ドメーヌ・バルメ・ブシェール・リースリング・ローゼンベルグ
2005年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・甘い蜂蜜の香り 香りとは逆に酸味のきりっとした辛口
生産国・・・・・・フランス アルザス
ブドウ品種・・・リースリング
価格・・・・・・・・4500円

元々はドメーヌ・バルメとドメーヌ・ブシェールと言う2つのドメーヌだったんですが・・・
ドメーヌ・バルメのフランソワ・バルメと
ドメーヌ・ブシェールのジュヌヴィエーヴ・ブシェールの二人が1985年に結婚したことにより、
2つのドメーヌが統合されて現在の合同名になったらしいっすね。
ロミオとジュリエット的悲劇はなかったのでしょうかねぇ?
ご近所さん同士だったのでしょうか?
想像するに困難も有った事でしょう??
あくまで個人的な妄想ですが・・・。
因みに旦那がバルメさんで、奥様がブシェールさんっす。
旦那様はお亡くなりになってしまって、
現在は奥様&息子さん&娘さんの3人でワイン造ってます。

経過年と共に現れた蜂蜜の様な甘い香りとは裏腹に、
キレのある酸味が乗った辛口仕上げ。
塩味やとろっとした旨みと粘度感がありますね。
柚子釜の中にあるとろっとプリッとした白子と
ワインの質感が似ているように感じますね。
きりっとした酸味が柚子の柑橘系の爽やかさを思わせて良く合ってますねぇ。
ワインの味わいの中にある塩味を帯びたミネラル感も
白子の味わいに良く合っています。
隠し味で使用したリンゴの食感と甘酸っぱさがアクセントになって、
白・泡共に共感度を引き上げておりますねぇ!

2015年12月5-3鴨とフォワグラのテリーヌVr3サーモンの西京粕漬け

上)
鴨とフォワグラのテリーヌ
珍しく3回作りました。

下)
サーモンの西京粕漬け

西京味噌と酒粕で作った下地に、
サーモンを漬け込んでおります。
付けわせはゆり根のペーストとウドと赤大根の甘酢漬け、
卵黄ソースのトリフ風味です。

ワインは双方とも③のピノノワールで・・・

③ピカーディ・ピノノワール
2007年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・豊かで華やかな香り 円やかな果実味のある辛口
生産国・・・・・西オーストラリア ペンバートン
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・5500円

西オーストラリアの生産者。
先週?先々週?モスウッドについて
取り上げたモスウッドの創設者がこのピカーディーのビル・パネルさん。
モスウッドで成功して売却したのち、
ブルゴーニュ等で修行して、
新たに起こしたワイナリーがこのピカーディーなんですねぇ。
繊細なタッチと新大陸らしい果実味のバランスの良さが魅力です。
kawaebi.jpg
因みに写真はピカーディーへ行った時にご自宅でご馳走になった川エビ。
「裏の用水路に沢山いるんだよ!」と言ってましたが・・・
どう見てもロブスターですよねぇ。
その他にも沢山ごちになりやした!

2007年の熟成ものですが、
いまだに感じる豊かでバランスの良い果実感と
風味豊かな香り、そして後味を引き締めるような酸味が流石ですね。
非常に滑らかな口当たりです。

マグレ鴨とフォワグラの親子?違うな!同一鴨の臓器別のテリーヌ?
なんか違う・・・副産物と主産物のコラボかぁ??んこれだ!
まったりとしたフォワグラをカレー風味のスパイスで引き締めて、
鉄分を感じる鴨肉と共にフルーツのソースで召し上がって頂く一皿。
優しいフルーツ感が残る渋みの強くないかワインが、
カレーの余韻だけを残して口中をさらってくれておりますね。
本来は②のリースリングと合わせるつもりでおりましたが、
こちらはこちらで違う雰囲気になって面白きところですが・・・
軍配はピノの勝ちでしょうかねぇ。勉強になります。

さてサーモンですが・・・西京みそと酒粕をブレンドして漬け込んでいます。
魚焼きグリルで遠火の強火ビでじっくりと焼き上げました。
果実の甘さを感じる赤ワインと焼けて香ばしい香り、
脂の乗ったサーモンと素晴らしいマリアージュとなってます!
旨いんだなぁこれが!昔のショーケン風。それとも和久井映見風?

2015年12月5-4子羊の真空ロースト

仔羊の真空ロースト

マリネしておいた仔羊を真空にして低温で火入れ、
仕上げに表面に焼き目をつけて最後に軽く燻製しております。
筍のリゾット、ネギとパプリカのヌタ、ウドと芋茎のきんぴらをそえています。

ワインは④のがっつりと造り込まれた赤ワインで・・・

④フォントディー・キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ・ヴィーニャ・デル・ソルボ
2011年
赤ワイン・・・・・熟した葡萄の凝縮感と樽の香ばしい香り 生葡萄の風味のある辛口
原産国・・・・・・イタリア トスカーナ
ブドウ品種・・・サンジョヴェーゼ95% カベルネソーヴィニヨン5%
価格・・・・・・・・8300円

フォント・ディの歴史はローマ時代まで遡れるそうです。って‼
ローマ時代ってすっげ~昔じゃあ~りませんか。チャーリー浜。
まっ、とは言っても現当主がフォントディーを立ち上げたのは1968年ですから
歴史のある地区キアンティの中では若造ですね。
アタシの2歳上ですからアチキもまだまだ青いですなぁ=ははは。
そんな若造の蔵が世界的に評価の高い造り手になったわけだから、凄いよねぇ。
1990年にはオーガニック栽培を始め、
葡萄の区画ごとの醸造や新樽を使用した熟成などなど、
現代ワイン醸造技術を取り入れて今もなお進化し続ける所は
モダンキアンティの先駆けですね。

今回紹介するヴィーニャ・デル・ソルボはそんなフォントディー社が造る
究極のキアンティ。
サンジョヴェーゼと言うイタリア土着の葡萄品種、
その可能性と特徴を引き出した商品と言えるでしょう。
凝縮した果汁の旨みと甘み、
コーヒーやココアの様な香ばしい香りと質感があってリッチなスタイルとなっていますね。

最後の最後にスモークした香りと、ワインの香りが相通じるものがありますね。
ソースはワインに負けない様に、たっぷりのマデラ酒で芳醇に仕立てます。

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