今週のワイン10月1週目

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2015年10月1
写真右から

①ラベントス ロゼ デ・ニート
2012年
泡白・・・・・・・豊かな味わいがある辛口
生産国・・・・・スペイン サン・サドゥルニ・ダノイヤ
ブドウ品種・・マカベオ43% チャレロ33% パレリャーダ19% モナストレル5%
価格・・・・・・・2800円

②ピエロ・ファイアー・ガリー・ソービニヨンブラン・セミヨン
2013年
白ワイン・・・・・爽やかできりっとした酸味の辛口
生産国・・・・・・西オーストラリア マーガレットリヴァー
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨン・ブラン44% セミヨン36%
価格・・・・・・・・2800円

③ラッキーニ・ヴィンヤーズ エステート・ピノ・ノワール
2012年
赤ワイン・・・・旨みのある優しい渋みの辛口
生産国・・・・・アメリカ オレゴン チャハレム・マウンテンズ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・6880円

④シャトー・ランシュー・ムーサ
2010年
赤ワイン・・・・・果実味・香り・渋みのバランスの良い辛口
原産国・・・・・・フランス ボルドー ポイヤック
ブドウ品種・・・カベルネ・ソーヴィニヨン73% メルロー27%
価格・・・・・・・・6000円

2015年10月1-1魚貝のスモーク土佐酢ジュレ

魚貝のスモーク 土佐酢ジュレ

何だったかぁなぁ??牡蠣をスモークしたのは記憶に有りますが・・・
土佐酢をジュレにして掛けてた様な気がします。
まぁイイでしょ。

ワインは①のロゼスパークリングで・・・

①ラベントス ロゼ デ・ニート
2012年
泡白・・・・・・・豊かな味わいがある辛口
生産国・・・・・スペイン サン・サドゥルニ・ダノイヤ
ブドウ品種・・マカベオ43% チャレロ33% パレリャーダ19% モナストレル5%
価格・・・・・・・2800円

ワイナリーの概要はこちらを参考に!

イチゴの様な香りと鼈甲飴のような後味が余韻となって残ります。
シェリー的な熟成感も程よく存在していて、複雑味も感じられますね。
良く造り込まれた印象の良酒です。

スモークの香り、牡蠣の独特な風合い、土佐酢の追い鰹の香りと
程良い熟成感のある辛口のスパークリングの組み合わせ。

ワインのキレのある酸味が柑橘の様に、アクセントとなって効いてますね!

2015年10月1-2松茸のリゾット

松茸のリゾット 鴨乗せ

カツオ出汁で作った純和風のリゾット。
出汁で温めた鴨肉が、旨味をプラスしています。

ワインは②のキレのある辛口の白ワインで・・・

②ピエロ・ファイアー・ガリー・ソービニヨンブラン・セミヨン
2013年
白ワイン・・・・・爽やかできりっとした酸味の辛口
生産国・・・・・・西オーストラリア マーガレットリヴァー
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨン・ブラン44% セミヨン36%
価格・・・・・・・・2800円

ピエロと言えばサーカスのあの道化師ですねぇ。
楽屋裏のピエロって、異常に怖い雰囲気なの知ってます?
白塗りの顔に赤い髪、目玉だけが以上にぎらっとしてまさに狂気迫る風貌です。
幼少の頃にふざけ半分でテント裏の隙間から覗き込んだ瞬間のあの恐怖。
今でもトラウマです。ニコリともしないピエロの目!
あの瞬間の恐怖は初老を迎えた今でも忘れません。
ってワインと関係ない話をしてますが・・・
ワイナリーの名前がピロだけにね。失礼しました。

ピエロは西オーストラリア、マーガレットリヴァーに1980年創業されたワイナリー。
過去に一度だけ訪問した事が御座います。
ピエロと言うとシャルドネから造られる白ワインが有名なんですが、
少々財布が痛むお値段でしてね!とは言っても
ブルゴーニュの同等のワインに比べたら大幅なディスカウント価格で買ますが・・・。

今回紹介しているファイアーガリーシリーズは、
親しみやす価格で楽しめるピエロのエントリーライン。
エチケットには『火谷』とデザインされていますが、
現在葡萄畑が置かれている山が、
大昔山火事なった事から付いたネーミングなんです。
何故漢字で表記してるかと言うと、
奥様が中国文化がお好きなようでして・・・だから漢字で表記したそうです。
この奥様が太極拳なんかやっちゃったりして、
目の前で演武を見せて頂きましたが・・・苦笑。
当時の愛車がスバル!現在は分かりませんが・・・恐らくスバルでしょう。
大好きみたいでしたからね。
又もや脱線してますが・・・

さてと御味ですね。
サッパリとしたキレのある柑橘類を思わせる酸味と
中ほどにじわっと広がる果実の甘さがアクセントとなっております。
すこし火打ち石を擦ったような香り
(そんなの擦った事無いよねぇ・・・分かりやすく言うと花火が燃えるような香り)が御座います。
松茸の特有の香りと食感、鴨の血っぽい味わいがお米と絡み合ってイイ感じです。
そこへ柑橘の風合いを伴った辛口の白ワインを流し込む事で、
余韻にかつおの風味と混ざって花火の余韻が残ります。
夏の名残と秋の始まりを感じされる一皿になりましたとさ!

2015年10月1-3スズキのポワレ魚介の出汁スープ仕立て

スズキのポワレ 魚介のスープ仕立てサフランの香り

スズキの粗やオマール、アサリ、香味野菜で採ったスープを
凝縮してソース代わり添えております。
濃厚です。

ワインはフルーツの旨みとバランスの良い酸味が魅力の③のオレゴンピノで・・・

③ラッキーニ・ヴィンヤーズ エステート・ピノ・ノワール
2012年
赤ワイン・・・・旨味のある優しい渋みの辛口
生産国・・・・・アメリカ オレゴン チャハレム・マウンテンズ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・6880円

アメリカ、オレゴン州、ウィラメット・ヴァレーの最北のサブアペラシオン、
チャハレム・マウンテンズに1998年に創業したワイナリーがラッキーニ・ヴィンヤーズです。
2001年に初リリースとなります。
現在はアメリカの3星レストランをはじめ著名なレストランやワインバーで
リストアップされているほど実力を認められたワイナリーさんです。
今回紹介するのはピノノワールから造られるこの蔵代表作。
エステート・ピノノワール。
どことなくブルゴーニュを連想させる端正な造りで、
オレゴンと言わなかったら分からなそうな上品な味わいとなってます。

始めは酸味を連想させる香りが有り、
そのあとからイチゴキャンディーの様な甘い香りと、
グレープフルーツの様なフレッシュな香りが広がりますね。
果実のほんのりとした甘さと滑らかな旨みがしみじみと広がります。
魚貝の特にオマールの主張の強い風味と、
旨味のあるピノノワールはボンマリージュですね。
最後に樽からのバター的な滑らかさが出てきて、
濃厚なスープに更に奥行きを加えていますね!

2015年10月1-4和牛ロースとトリュフの香り

和牛みすじのロースト 黒トリュフの香り

4種類のキノコをソースや添え物に用いて、
香り高い一皿となりました。

ワインは④のボルドーメッドク格付5級の赤ワインで・・・

④シャトー・ランシュー・ムーサ
2010年
赤ワイン・・・・・果実味・香り・渋みのバランスの良い辛口
原産国・・・・・・フランス ボルドー ポイヤック
ブドウ品種・・・カベルネ・ソーヴィニヨン73% メルロー27%
価格・・・・・・・・6000円

ボルドーと言えばメドック地区の格付けシャトーですかねぇ・・・。
有名すぎて説明するのも怖いです。
時は1855年パリで開かれた万国博覧会。
ナポレオン三世が命じて付けられたのがこのメッドク格付け!
あくまで当時の取引相場などを参考に、
1級から5級までの格付けをしたんですね。
格付けをする事で、フランス農産物のブランド化を推進したんでしょう。
日本はそのころ江戸末期、ペリー来航が1853年ですからね。
いかに古い話かお分かりかと思いますが・・・
2015年の現在でもこの格付けは維持されており、
市場に反映されているから凄いお話ですね。

さてさて今回紹介するワインはその格付5級のワイン。
格付けシャトーって幾つあるかと言いますと現在61シャトー。
ボルドー地区全体でワインを醸造している所は約1500と言われていますので、
格付けされたシャトーがいかに少ないかが想像つくと思います。
幕末から平成の現在まで多少の変更はありましたが、
大まかには変更される事無く維持されているって恐ろしい事ですよねぇ。
メドック格付けには新規参入を許さないんですからねぇ
流石ブランド力のある国フランスです。

さて、今回のワイン、かの有名な1級シャトー群比べれば、
価格は10分の一以下(と言っても安くはないですが…)
産地も1級シャトーの数が一番多いポイヤック村の赤ワイン。
不味いワインを造る理由が見当たりませんねぇ。

新大陸のワインに比べれば、おとなしめの雰囲気ですが
バランスの良い味わいは流石の出で立ちで御座います。
骨格のある風合いを保ちながらも、
上品にスムーズな所も垣間見れる。
ボルドーらしい品の良さを感じます。
2010年とまだまだ若いワインですが、
醸造の工夫なのでしょう、
現在飲んでも飲みずらい事もなく美味しく頂ける所がまた素晴らしいですね。

キノコの香りと共に若いボルドーで和牛を食う贅沢、如何でしょうか!

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