今週のワイン10月4週目

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2015年10月4

写真右から

①フェルゲッティーナ・ミッレディ・フランチャコルタ・ブリュット
2011年
泡白・・・・・・・爽やかで綺麗な辛口
生産国・・・・・イタリア ロンバルディア
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・5300円

②クルティエ・セレクション・ブルゴーニュ・ブラン
2007年
白ワイン・・・・・葡萄の風合い広がる滑らかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・2680円

③シャトー・フォン・シブレ
2005年
赤ワイン・・・・コーヒーやカラメルの香り 甘く滑らかな果実味
生産国・・・・・フランス コルビエール
ブドウ品種・・シラー グルナッシュ カリニャン
価格・・・・・・・2300円

④シャトー・タルボ
2012年
赤ワイン・・・・・豊かな果実味 力強い渋みだがのバランス良い
原産国・・・・・・フランス ボルドー サンジュリアン
ブドウ品種・・・カベルネ・ソーヴィニヨン カベルネフラン メルロー
価格・・・・・・・・8000円

2015年10月4-1スズキのあらいワカサギのふっと揚げ

スズキのあらい ワカサギのフワッと揚げ

あらいにしたスズキは酢味噌でフワッと揚げたワカサギは酢橘と共に!

ワインは①の1000日が売りのスパークリングワインで・・・

①フェルゲッティーナ・ミッレディ・フランチャコルタ・ブリュット
2011年
泡白・・・・・・・爽やかで綺麗な辛口
生産国・・・・・イタリア ロンバルディア
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・5300円

フェルゲッティーナ以前の記事参照
今回紹介するのは「ミッレディ」と題打たれたワイン。
1000日以上の瓶熟成を経て作られている事を強調してます!

エレガントさと熟成期間の長さからくる複雑な香りがとても印象的。
味わいは通常品に比べて非常にクリアで甘さがありません。
強めの酸味があり、シャンパーニュの様ですねぇ。

前菜を2種類用意。
スズキのあらいは酢味噌でキレ良く、ワカサギは酢橘でさわっと!
酸味の強い辛口のスパークリングがどちらの料理とも相性よく、
杯が進む設定となっておりますねぇ!

2015年10月4-2スズキの蕪蒸し

スズキの蕪蒸し

今週も予約数に対して魚がデカすぎ!
なのでスズキで二種類料理をこさえてます。

ワインは②のブルゴーニュのバックヴィンテージもので・・・

②クルティエ・セレクション・ブルゴーニュ・ブラン
2007年
白ワイン・・・・・葡萄の風合い広がる滑らかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・2680円

クルティエセレクションとは・・・
クルティエと言う職業は、
葡萄農家や生産者とネゴシアンや流通業者の間に入って
様々な仲介業務をする方々。
様々な情報を持っていてワインに係る事の大方の事に介在します。
ブルゴーニュでは約70名(公式登録されている)のクルティエが居るそうですが、
彼ら一人一人に縄張りが有って、基本一匹狼なのだそうです。
一度でも不具合のある商材を紹介したら最後、
即廃業と言う厳しい環境で仕事をしている人達らしいですよ。
怖いですねぇ・・・でも、当たるとデカい仕事なのでしょう!
だから今でも存続している訳ですけらねぇ。
色んな意味で必要な職業とも言えるのでしょうね!

そんなクルティエさん達が日本市場で受けそうな、
お手頃バックヴィンテージワインが今回紹介するクルティエセレクションです。
結構前から取り扱っていますが、重宝します。

2007年のブルゴーニュブラン。
07にしてはまだまだ若い葡萄の風味と甘みが有って飲みやすい。
幾分熟成からくる複雑な風味も御座いますが、
全体的には滑らかな喉越しでスムーズな飲み口。
価格を考えても、良く出来てますね。

柔らかくふっくらとしたスズキと、和出汁の風味と
やっしい味わいの辛口の白ワインは大変良く合ってますね。

2015年10月4-3オマールの紹興酒炒め

オマールの紹興酒炒め

ワインありきで作った一皿。

ワインは③の古酒です。

③シャトー・フォン・シブレ
2005年
赤ワイン・・・・コーヒーやカラメルの香り 甘く滑らかな果実味
生産国・・・・・フランス コルビエール
ブドウ品種・・シラー グルナッシュ カリニャン
価格・・・・・・・2300円

現在はドメーヌ・フォン・シプレと言う名前で販売している生産者のバックヴィンテージもの。
現在はドメーヌ・シャルソネイのオーナーであるフレドリック・コサールや新井順子さん達と共に企画した
ワインを造っているそうで、人気なようですね。
残念ながら当店扱いしてません。

さてかなりの熟成感が御座います。
紹興酒的な甘い香りが強烈な印象です。
味わいは豊かな果実味があって丸く甘い印象。
酸味は穏やかで非常に滑らかな喉越しで御座います。
古酒好きな方は大好きでしょうが・・・古酒嫌いな方には絶対お勧めしません‼

こう言う類のワインは料理と共に味わうと印象が一変します。
これこそが、マリアージュなのでしょう!
たっぷりの紹興酒とスパイスで炒めたオマールはまさしく中華そのもの、
気になっていたあの香りが全然気になりません!
かえって甘い香りが心地よく感じられて、
ワイン本来の果実甘さが引き立って心地よく杯を進めてくれますね。
ボンマリアージュで御座います!

2015年10月4-4和牛ランプ肉のポワレ

和牛ランプ肉のポワレ

そのまんま東です。

ワインは珍しく正統派の④の赤ワインで・・・

④シャトー・タルボ
2012年
赤ワイン・・・・・豊かな果実味 力強い渋みだがのバランス良い
原産国・・・・・・フランス ボルドー サンジュリアン
ブドウ品種・・・カベルネ・ソーヴィニヨン カベルネフラン メルロー
価格・・・・・・・・8000円

正統派ですねぇ。メドック格付け4級の安定感のある造り手さんです。
グタグタと私目の様な物が説明する事もないでしょう。
シャトー・タルボの名前は、
1453年のカスティヨンの戦いに破れたイギリス軍指揮官、
シュースベリー伯ジョン・トールボットにちなんだものだそうです。
イギリスが好きだったのでしょう!なんてたって300年もの間イギリスに統治されてたんですからねぇ、
ボルドーと言う場所はね。
カスティヨンの戦いは100年戦争の終盤の戦いらしいっす!
フランスがボルドーの領土を回復して間もなく、
ボルドー市民達がイギリス復帰をヘンリー6世に懇願して、
イギリスから送られた軍隊の指揮官が、
今回の主役シュースベリー伯ジョン・トールボットなんですねぇ。
歴史ですねぇ~。
ボルドー市民にとっては、名残惜しいイギリスよぉ~って感じだったのでしょうね。

さて、正統派と言うだけあって、バランスの良い風味と味わいは流石で御座います。
古酒古酒と続いたので、現行の新しいヴィンテージのボルドーで〆てみました!
甘みのある渋み、果実味も豊か、香りに少しタールや家畜?の香りが御座います。
樽の風合いが余韻となって感じられますねぇ。
まだ若い印象ですが、みずみずしい果実が有って十分に楽しめますね。

和牛ランプ肉のバランスの良い配合の油感と非常に良い相性となってますね。
ワインが主役な感じは否めませんが…ね!

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