今週のワイン4月2週目

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2015年4月2
写真右から

①ボッテガ ヴィーノ・デイ・ポエーテイ ロゼ
ノンヴィンテージ
泡ロゼ・・・・・・新鮮で爽やかな辛口
生産国・・・・・・イタリア ヴェネト
ブドウ品種・・・ピノネーロ 65% ラボーゾ 35%
価格・・・・・・・・1680円

②シャトー・ド・カラギス・コルビエール・ブラン
2005年(蔵出し)
白ワイン・・・・・熟成感のある香り 滑らかな辛口
生産国・・・・・・フランス コルビエール
ブドウ品種・・・グルナーッシュブラン
価格・・・・・・・・2650円

③エシュ&バニエ ミネルヴォワ
2011年
赤ワイン・・・・・丸くふくよかな口当たりの辛口
生産国・・・・・・フランス ミネルヴォワ
ブドウ品種・・・シラー80% グルナッシュ15% カリニャン ムールヴェードル
価格・・・・・・・・2780円

④シャトー・パランシェール・エスプリ・ド・パランシェール
2010年
赤ワイン・・・・・甘い香り 力強い味わいの辛口
生産国・・・・・・フランス ボルドー
ブドウ品種・・・メルロー60% カベルネソーヴィニヨン40%
価格・・・・・・・・4980円

2015年4月2-1馬肉の漬け

馬肉ピンチョス
楊枝が刺さってれば全てピンチョスらしい・・・。
なので特性味噌で漬け込んだ馬肉を楊枝で刺してピンチョス完成。

ワインは②の桜色のロゼスパークリングワインで・・・

①ボッテガ ヴィーノ・デイ・ポエーテイ ロゼ
ノンヴィンテージ
泡ロゼ・・・・・・新鮮で爽やかな辛口
生産国・・・・・・イタリア ヴェネト
ブドウ品種・・・ピノネーロ 65% ラボーゾ 35%
価格・・・・・・・・1680円

何度も登場しているメーカーさんなので説明は割愛します。
あるお客様から「あの財布のボッテガと関係あるんですか?」
と言われたことが御座いますが!
ボッテガヴェネタとは関係ないと思います。
詳しく調べてないので確証はありませんが・・・アシカラズ。

さてと、馬肉は通称「桜肉」ですから・・・桜色のワインと合わせて如何?
と言う安易なコンセプトで御座います。(提供した週が宇都宮の桜のピークの時期)
が!ロゼの優れたところは程よく赤ワインの良い所が垣間見える点ですね。
ほんのりとイチゴのフレーバーが効いて食欲をそそります。
霜降り気味の馬肉との相性も良い感じ、特性味噌の風味とも良く合ってます。
馬肉の中には特性のチーズソースが隠れており、更に相性を引き上げています。
辛口のロゼですがほんのりとした果実の甘みと黒葡萄からのコクがあるので
馬肉に負ける事なく存在しておりますよ。ぜひ!来年の桜の季節にね。

2015年4月2-2生鮭のムニエル

生鮭のムニエル

シンプルです。

ワインは②の複雑な白ワインで・・・

②シャトー・ド・カラギス・コルビエール・ブラン
2005年(蔵出し)
白ワイン・・・・・熟成感のある香り 滑らかな辛口
生産国・・・・・・フランス コルビエール
ブドウ品種・・・グルナーッシュブラン
価格・・・・・・・・2650円

南フランス・コルビエール地区にある、人気のビオロジーの生産者。
当店でも過去数ヴィンテージを扱いましたが(赤ワイン)いつも人気があります。
ビオロジーと言う事で人気と言う訳ではなく
特に赤ワインは凝縮度の高い味わいが有りつつも
価格抑えめって所が人気の理由でしょう。
一番最初のころから比べると500円~1000円くらい価格が上昇しているので
昔ほどの売りやすさはありませんが、それでもボルドーなんかに比べたら安い。
しかもここのワインは蔵元さんが自ら熟成させたものを出荷するので、
古酒と言えども安心感があります。勿論味わいも折り紙付き。って!”!!
今回出しているのは白!!白ワインですねぇ。話が脱線。

赤ワインに比べるとかなりの古酒らしい風合いがあります。
シェリー風とでも居いましょうか・・・(あまり良い表現では無いと思いますが)
甘く煮詰めたフルーツの香りとナッツ等の香ばしい香り、
そしてドライシェリーの様なキレのある辛口の味わい。
好き嫌いがはっきり出るタイプの古酒ですね。

皮目をカリッと焼いたサーモンに、たっぷりのマッシュルームとノイリー酒を利かせたまったりとしたソース。
複雑な風味のワインと程よく混ざり合い、不思議と古酒感がある白ワインと相性が宜しいようです。
バターも一役買ってます。これぞマリアージュです。ってね。

2015年4月2-3牛タンカレー

牛タンカレー
メイン料理の牛タンのタン下・先・元を利用して作ったカレー。
再利用エコロジーっす!

ワインは③の個性派赤ワインで・・・

③エシュ&バニエ ミネルヴォワ
2011年
赤ワイン・・・・・丸くふくよかな口当たりの辛口
生産国・・・・・・フランス ミネルヴォワ
ブドウ品種・・・シラー80% グルナッシュ15% カリニャン ムールヴェードル
価格・・・・・・・・2780円

グレゴリー・エシュとフランソワ・バ二エと言う二人のファミリーネームをくっ付けて出来たのが
エシェ&バニエ。2002年設立したラングドックとルーション地区専門のネゴシアン。
数多くのワイン生産者から様々なタイプのワインを買い付けて自らブレンド調合をする。
ちょいと変わった人達です。
元を正せばこのワインも五つの地域から出来ています。
熟成方法も様々で、30% をタンクで 20%を ドゥミ・ミュイ600リットルの樽(新樽と1年物の樽)、
30%を 225Lの樽(新樽と1年物の樽) 20%を 400Lの樽 (1~2年物の古樽)と言う様に
様々に熟成したものを用いてブレンド。

口当たりは柔らかみのある果実味があり、香りにスパイスや梅の様な香り。
雨の日の電車にみたいに湿った香りがほんのりと有って、
アクセントとなって複雑な風味を演出しております。
しかしこの香りは好き嫌いが分かれる所です。
よく業界用語で言う所のブレット臭と呼ばれる香りなんですが、
これがまた絶対ダメな人ダメだし好きな人は大好きと言う難しい香りです。
生産者によると奥行きと複雑味を出す為に、
ほんの少しだけ出るのが理想と言う方もフランスには多いように感じます。
オージーやニュージーなんかでは毛嫌いする生産者の方が多いかなぁ。
まぁワインは一筋縄じゃいかないと言う証拠ですが・・・ね。

でもこの香りがカレーと合うんですねぇ。カレーのスパイス香とね。
意外に癖になります。
味わいは果実の柔らかさが、辛い口中を洗い流すようにリセットしてくれます。
個性が強いワインの方がカレーみたいなスパイシーな料理には向くんですねぇ。

2015年4月2-4牛タンの厚切り低温ロースト

牛タンの低温ロースト
(写真は以前の物。今回作ったものとは多少違いますが・・・写真撮り忘れましたのでアシカラズ)

ワインは④の構成のしっかりとした赤ワインで・・・

④シャトー・パランシェール・エスプリ・ド・パランシェール
2010年
赤ワイン・・・・・甘い香り 力強い味わいの辛口
生産国・・・・・・フランス ボルドー
ブドウ品種・・・メルロー60% カベルネソーヴィニヨン40%
価格・・・・・・・・4980円

エスプリと名付けられたこのワインは、良年だけにしか作らないこのシャトーの最上のキュヴェ。
使用する葡萄は樹齢50年オーバーの古木のみを選別して収穫。
勿論、熟成は小樽で14ケ月間(新樽90%)
何てったて「エスプリ」ですからねぇ。蔵の魂ですよ。
でも、それにしちゃ安いっすね。5000円するものを安いと思う自分が怖いですが・・・。
完璧に価格の感覚が麻痺してます。ワインやってると、どうしてもそうなっちゃんうんですよねぇ。
でも他の有名シャトーに比べたら安いのは間違いない事実です。
味わいも引けを取るようなことは全くなくて十分な旨みと力強い果実とタンニン。
コーヒーのような甘い香ばしい香りが少し目立ちますが・・・それは愛嬌です。
メルロー種の柔らかさとカベルネ種のストラクチャーが程よいバランス感で表現されてます。
まずワイン好きで嫌いな人はいないんじゃないかなぁ。まぁ例外的な人もいるのが世の常ですけども・・・。
へそ曲がりか、・・・でしょう。

牛タンのクキクキした食感と甘めのソース。口中でくちゃくちゃとしながら(行儀悪い)
ゆるりと赤ワインを流し込みますとパラダイスが目の前に!!(大袈裟)
牛タンの鉄分っぽいレバーっぽい味わいと、ワインの旨みが良く合いますよ。

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