今週のワイン5月2週目

投稿日:

2015年5月2
写真右から

①キュヴェ・クレモント・ブラン・ド・ブラン
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・・レモンスカッシュの様な辛口
生産国・・・・・・フランス ラングドック・ルーション
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・2380円

②マーティンボロー・ヴィンヤード・ソーヴィニヨンブラン
2013年
白ワイン・・・・・豊かな果実と香り高い辛口
生産国・・・・・・ニュージーランド マーティンボロー
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨンブラン
価格・・・・・・・・2800円

③ジョルジュ・リニエ・エ・フィス・モレ・サンドニ・1級・クロ・デ・ゾルム
2005年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・甘いフルーツの香りとタバコの風味、円やかな味わい
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ モレ・サン・ドニ 1級畑
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・6500円

④トライーニ・ヴァルディサンティ
2006年(蔵出し)
赤ワイン・・・・・ボルドー風の豊かな風味 バランスの良いしっかり系
生産国・・・・・・イタリア トスカーナ
ブドウ品種・・・カベルネ・ソーヴィニヨン75% サンジョヴェーゼ20% カベルネ・フラン5%
価格・・・・・・・・6180円

2015年5月2-1鴨の前菜

フレッシュマグレ鴨の前菜仕立て

シンプルに焼いた一皿。
前菜と言う事で一口サイズを二切れ乗せてみました。

ワインは①の爽やかな辛口のスパークリングワインで・・・

①キュヴェ・クレモント・ブラン・ド・ブラン
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・・レモンスカッシュの様な辛口
生産国・・・・・・フランス ラングドック・ルーション
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・2380円

国際スパークリング・ワイン・コンペティション金賞と言う事らしいですが・・・
ワインのコンクールって幾つあんでしょうね??取り扱いしていて言うのもなんなですが・・・
扱う基準にはなりませんねぇ。
まぁそんな事は置いといて、こちらのワイナリー南仏ラングドックルーションで造られいるそうです。
マルセイユ近郊では人気のスパークリングらしいです(こちらも根拠不明)
と、ここまでは買いたいとは思わない説明に終始しておりますが・・・
味わいは極めてフレッシュ。まるでレモンスカッシュのような爽やかさがあります。
妙に変な香りがするとか味が複雑で・・・みたいな事とは無縁。
シンプルで飲み心地ちの良い味わいが魅力的ですよ。
好き嫌いが出ずらいタイプだと思いますので、
これからの季節に是非お使い頂きたいスパークリングワインですね。

鴨の前菜、オレンジのサラダとクルミオイルを利かせたオレンジドレッシングと共に
フレッシュな柑橘系スパークリングワインでまずは一杯いかがでしょう!

2015年5月2-2鱧の椀物

鱧の椀物

白焼きした鱧と生ウニをほんのりとろみをつけた吸地で如何でしょう。
山葵を卸して爽やかに!

ワインは②の白ワインで・・・

②マーティンボロー・ヴィンヤード・ソーヴィニヨンブラン
2013年
白ワイン・・・・・豊かな果実と香り高い辛口
生産国・・・・・・ニュージーランド マーティンボロー
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨンブラン
価格・・・・・・・・2800円

ワイナリー名でもある「マーティンボロー」は、ニュージーランド北島の
南に位置する広大なワイララパ湖の東に位置する地域です。
この地域は1979年に国立土壌局が実施した調査で、フランスの
ブルゴーニュとの気候的・土壌的類似性が認められた地域。しかも!!
その調査を担当したのが、このワイナリーの創設者デレック・ミルヌ博士。
調査して「ここは行けるぞ!」と思ったかどうか、分かりませんが…
ワインを造るなら「チャンス」と思ったことは確かでしょう!
80年にワイナリーを創設ししてますから・・・早業です。

まぁ実際に作るワインは美味いワインばかりで実績も十分。
1997年、ロンドンのインターナショナル・ワイン・チャレンジで
世界で最高のピノ・ノワールに贈られるブシャール・フィンレイソン・トロフィーを獲得。
ニュージーランド、とりわけマーティンボローにおけるピノ・ノワールの質の高さを
世界的にアピールすることに成功した。とインポ-ター資料にはゴザイマス。

今回の紹介するワインはピノノワールではなくて、ソーヴィニヨンブランで作る辛口の白ワイン。
ソーヴィニヨンブラン種らしい青っぽい香りとパーッションフルーツの様な香りが特徴。
宇都宮では有名な関口園さんの緑茶の香りも感じます。(ローカルな方しか理解しない情報)
後味に豊かな旨みと火薬が燃えた後の様な香りが有ります。
この後味があるワインは繊細な味付けの魚料理との相性が良いように
経験上思います。ので、鱧の椀物で合わせております。
旨みを雲丹で演出し、青い香りにおろし山葵の風味がマッチします。

2015年5月2-3金目のピカタ

金目鯛のピカタ サフランソース

金目をカレー風味のピカタ風で焼き上げた一品。
たっぷりと使ったサフランの香り広がる濃厚なソースで如何でしょう。

ワインは③の旨みと丸みの赤ワインで・・・

③ジョルジュ・リニエ・エ・フィス・モレ・サンドニ・1級・クロ・デ・ゾルム
2005年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・甘いフルーツの香りとタバコの風味、円やかな味わい
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ モレ・サン・ドニ 1級畑
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・6500円

私個人的に好きな地域モレ・サン・ドニにある生産者。
この1級畑のクロ・デ・ゾルムはかの有名な特級畑
クロ・ド・ラ・ロシュの東に隣接する、面積3.15haの1級畑。
クロ・ド・ラ・ロッシュは中々開けるのには躊躇する価格のワインですが・・・
今回のワインくらいの価格なら十分行けるでしょう!しかも大切に寝かせた10年古酒。
いやイイですねぇ~。

この年の果実の生育がとても良い事を分からせてくれる
甘いフルーツの味わいがあり、とても円やかで滑らかな印象です。
砂糖漬けにしたフルーツの様な甘い香りと味わいが有りますので、
ほっとする優しさが有りますね。
スパイスの効いた魚料理とソースにその優しい甘みが上手く重なり合って
ゆったりとした時間を提供してくれますねぇ。いやぁイイ~。

2015年5月2-4エッグベネディクトと仲間たち

エッグベネディクトと添え物

エッグベネディクト、和牛ロース肉のロースト、鹿のソーセージ、サラダの一皿。
なんか収拾がつかない様相を呈してまいりましたって感じです。

ワインは④のしっかりとしながらもバランスの良い赤ワインで・・・

④トライーニ・ヴァルディサンティ
2006年(蔵出し)
赤ワイン・・・・・ボルドー風の豊かな風味 バランスの良いしっかり系
生産国・・・・・・イタリア トスカーナ
ブドウ品種・・・カベルネ・ソーヴィニヨン75% サンジョヴェーゼ20% カベルネ・フラン5%
価格・・・・・・・・6180円

このワイナリーさんもオーナーが面白い。
オーナーのピエール・ルイジ・トライーニ氏は小さい頃から「貴族の様にワインを造りたい」
と願っていたそうなんです。中々小さい時からそんな夢ってもてませんよねぇ。
私なんか小さい頃は「ウルトラマン・タロー」になりたいと思ってましたからねぇ。
この差はなんなんでしょうねぇ!
この方、カナダに渡り、カナダで最も大きな運送業者となったそうなんですが・・・。
その運送会社を売却したのか?今でも持っているのか?不明ですが・・・
その資金を元手に1998年ようやく夢を実現させる訳で御座います。
生まれ故郷イタリアに戻り、キャンティ・クラッシコの南部カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区に
畑を買い、醸造所を設立。いよいよ貴族の様にワインを造り始めたわけで御座います。
スゴイデスネェ。
ワインは近代的な醸造設備を完備したモダンなスタイル。
アッサンブラージュ(様々な葡萄から造られるワインをブレンド)を重視したワイン造りにより
味わいはトライーニの真骨頂でもあるバランスの良い味わいに仕上げます。

今回使いました2006年産のヴァルディサンティは
3種類の葡萄を用いて醸造されたボルドースタイル。
ですが、キアンティの主要品種であるサンジョヴェーゼを
20%程ブレンドしている所がニクイ演出ですねぇ。

様々な食材が盛り付けられた一皿ですので、すべてをバランスよく味わう事が重要。
そうですこのワインの様にね!!
牛肉、鹿肉、チーズ、サラダの青さ、様々な要素がワインと絡み合いながら口中に広がります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です