ワインBAR 1月1週目の内容

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2016年1月1

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分3320円
合計7820円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①グラン・クレマン・ド・ジュラ・ブリュット・ミレジメ
2009年
泡白・・・・・・・刺激的な泡 熟したリンゴの風味の辛口
生産国・・・・・フランス ジュラ
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・3200円

②アレマイン・イ・コリオ・エル・カルゴル・トレウ・ビ
2012年
白ワイン・・・・・フレッシュさのある酸味ととろっとした旨みのバランスの良い辛口
生産国・・・・・・スペイン ペネデス
ブドウ品種・・・チャレッロ
価格・・・・・・・・2780円

③フィリップ・ルクレル・ブルゴーニュ・レ・ボンバトン
2002年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・熟成感のある複雑な香り 味わいタイトで渋みが強い
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・3800円

④フランクランド・エステート・オルモズ・リウォード
2002年(インポーターセラーリング物)
赤ワイン・・・・・甘口シェリーの香り 甘くて滑らかな口当たり 優しい
原産国・・・・・・西オーストラリア フランクランド・リヴァー
ブドウ品種・・・カベルネフラン49% メルロ43% プティヴェルド8% マルベック6%
価格・・・・・・・・6000円

2016年1月1-1蛸ブツと鮟肝

蛸ブツと鮟肝の土佐酢掛け

今回の鮟肝は完璧に和食のレシピにのとって作ってみました。
下処理した水蛸をブツ切りにして、
鮟肝とリンゴを添えてとろみをつけた土佐酢。
柚子果汁をプラスしてサッパリと如何でしょう!

ワインは①のジュラ地方のスーパークリングワインで・・・

①グラン・クレマン・ド・ジュラ・ブリュット・ミレジメ
2009年
泡白・・・・・・・刺激的な泡 熟したリンゴの風味の辛口
生産国・・・・・フランス ジュラ
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・3200円

フランス・ジュラ県と言うといかにも秘境っぽいイメージなんですが・・・
意外にボーヌから南東に60キロぐらいですし、
リヨンからは北西に100キロ程。
日帰りトレッキングツアー等も有って、
都会から行ける秘境って感じなんですね。
スイスとの国境沿いなので、
ジュネーブからは20キロ程。
想像通りの高原地帯です。
冬は雪で閉ざされると言いますから、
寒い一帯なんですねぇ。
独特の伝統が色濃く残るのも、
そんな地形的環境が有ったからかもしれませんね。
ジュラと言えばヴァン・ジョーヌやヴァン・ド・パイユと呼ばれる、
独特の風味と味わいを持った白ワインが有名なんですが・・・
今回紹介するのはシャルドネを100%使用した、
モダンなスパークリングワイン。
2009年に収穫された葡萄を使用したミレジメと呼ばれるもの。

味わいはドライで刺激の強い泡が印象的です。
香りは焼いたリンゴやナッツ類の香ばしい香りと
ちょっとウイスキーっぽい香ばしい香りがあります。
ノルマンディーで飲むシードルの様な、
ほんのり酸化を感じるシェリーっぽい風味が余韻となって広がりますね。
一種独特の風味が有って、個性的な仕上がりとなってます。

蛸ブツ、鮟肝、に忍ばせたリンゴがこれほどまで効いてくるとは!
リンゴのサクッとした食感、甘みと香りと酸味が料理とワインを仲人しています。
是非、ご家庭でもお試しくださいね!って言ったってねぇ~鮟肝作んのめんどくさいよねぇ!!

2016年1月1-2雑煮と牛肉と牛蒡の煮物

粕雑煮と牛肉と牛蒡の八幡巻

雑煮は出汁、西京味噌、酒粕で作りました。
具は揚げ餅、鴨、ウルイ、自家製イクラ醤油漬けです。

八幡巻はくり抜いた牛蒡に里芋で作ったねっとりとしたものを入れて牛肉で巻きました。
山椒醤油で有馬煮っぽく仕上げております。

ワインは②の可愛いエチケットの白ワインで・・・

②アレマイン・イ・コリオ・エル・カルゴル・トレウ・ビ
2012年
白ワイン・・・・・フレッシュさのある酸味ととろっとした旨みのバランスの良い辛口
生産国・・・・・・スペイン ペネデス
ブドウ品種・・・チャレッロ
価格・・・・・・・・2780円

スペインはペネデスで1999年(多分)から始まった新しいワイナリーさんです。
葡萄栽培に重点を置いているそうでして、まぁ何処もそうですが・・・
地質の調査を重点的に行い地質に合った葡萄に植え替えるなど、
日々研究精進を怠らないらしいですよ。
とワインを作る人々は、多かれ少なかれ、大方同じ事やってますけどね。
今回取り上げた白ワインは、
樹齢の古い(70歳の古木)から収穫される葡萄を原料にして造られた
(1200本)白ワイン。
ブログ書くにあたって調べて初めて分かったんですが・・・
通りでとろっとした旨みが有る訳でわだわねぇ。
塩味もしっかりと感じられて、
一種独特の存在感のある味わいとなってますね。
良く出来てます。
樽は使用していないと思いますが、
樽を使用しているワインの様な円やかな風味は、そこ(古木)から来てんだわねぇ。
んん~なるほどなぁ。と自己満足しているさま。

八幡巻の甘しょっぱい風味とにょろっとした里芋感が、
ワインのとろみと良く合ってます。
ワインにはフレッシュさもあって、
切れの良い部分も混在しているので山椒醤油のピリッとした感じとも良い相性です。

雑煮は甘口と思いきや、
意外に切れのある仕上げとなってますので
ワインの塩味と旨みが程よく絡み合って、
次なる一口へと誘いますね。
餅もイイ感じです。

2016年1月1-3生鱈の一皿

生鱈のヴァプール オレンジソース

鱈は豚バラ肉で周りを包んで円筒状に仕上げています。
一度蒸しあげたものをフライパンで焼き上げて完成。
鱈の粗と香味野菜アサリで採った出汁と、
オレンジのジュースを合わせたソースで如何でしょう。
里芋の田楽を添えてますよ。

ワインは!③のオールドで・・・

③フィリップ・ルクレル・ブルゴーニュ・レ・ボンバトン
2002年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・熟成感のある複雑な香り 味わいタイトで渋みが強い
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・3800円

10月の使用した物のヴィンテージ違いの物。
以前の記事③のワイン
リンクを見てね!

さてさて今回使用したのは2002年産のフィリップ・ルクレル・ブルゴーニュ・レ・ボンバトン。
前回に増してコルクがダメ!頼みの綱スクリュープルでも失敗しました!ダメダメですねぇ。
あと何本かストックが有りますが・・・困りもんです。

味わいは12年経過の時とほぼ変わってないですねぇ。
14年に使用した時のコメント。
これもどうかと思うんですが・・・。
多少、生ハム的な獣っぽい香りとタバコっぽい香りが強くなった感じですが、
渋みは変わらずいまだにきしっとしてます。
ほんのりとエステル的(セメダイン風の香り)が出てますが、
他は大差御座いませんね。
低スター!?テイスターがアチキっすから、
あてにはなりませぬが!おほほほほ。

さて、料理との相性ですが・・・
ソースを濃い目に作って正解ですねぇ。
こてっとしたバター感と、
オレンジに爽やかな風味。
豚バラ肉の脂感があって、
淡白な鱈の味わいを盛り立ています。
きしっとした赤ワインを流し込んで、
クリアにする感じですね。
里芋の田楽味噌も、
熟成したワインの独特の風味と良く合っているようです。
合格でしょう。自分に甘い採点です!

2016年1月1-4自家製黒豚ロースハム

自家製黒豚ロ-スハムステーキ ゴルゴンゾーラのソース

毎年正月1回目はロースハムと決めてます。
アチキの中では厚切りのロースハムって正月っぽいんですよねぇ。
そう思ってんの、アチキだけでしょうけど・・・

ワインは④の熟成感のある赤ワインで・・・

④フランクランド・エステート・オルモズ・リウォード
2002年(インポーターセラーリング物)
赤ワイン・・・・・甘口シェリーの香り 甘くて滑らかな口当たり 優しい
原産国・・・・・・西オーストラリア フランクランド・リヴァー
ブドウ品種・・・カベルネフラン49% メルロ43% プティヴェルド8% マルベック6%
価格・・・・・・・・6000円

フランクランド・エステートは1988年創業。
西オーストラリアと言うと有名なのがマーガレットリヴァーですが、
そこから内陸へ100キロぐらい離れた場所にフランクランド・リヴァーが有ります。
海岸沿いのマーガレットリヴァーとは違い、
ひと山越えた内陸に位置する地域は、
寒暖の差の厳しい比較的冷涼な気候とされています。
こちらのワイナリーさんでまず思い浮かべるのは、
リースリング種と言う葡萄から作られる辛口の白ワイン。
一種独特な鉱物的な香りと複雑な風味を兼ね備え、
ミネラル豊かなスタイルは独創的です。
ですが!!今回紹介するのはボルドー品種を用いた赤ワイン。
しかも2002年産の熟成物。(インポーターさんが熟成させたものです)
名前のオルモズ・リウォードの由来は、
最初にフランクランド・リヴァーのプレミアムワイン産地としての潜在性を説いたカリフォルニアの栽培専門家、
ハロルド・オルモ博士への敬意(リウォード=褒美)を込めて命名と言う事らしいです。
リウォードって褒美って事なんですねぇ。
だれが、アチキにリウォードくんねぇけ!頑張ってんだから~。
みんなにリウォードくんねぇけ?
この使用例文はあってんでしょうか?

さて、カベルネフラン種を49%使用しているオーストラリア産としては珍しいワイン。
口に入ってくるとともに広がる優しい甘みと円やかで滑らかな風味。
香りはどことなく古典的なスペインの古酒を思わせる、
酸化系の香りと甘い外国産タバコの香り。
個人的には好きですねぇ。こう言う感じ。
中華とかも合いそうですね。
しかし今回は黒豚のロースハムですが・・・。

鹿児島県産の黒豚の甘みのある脂身とスモークの香りがワインとピタッと合ってますね。
なんかやっぱりスペインの古酒を飲んでいるようで、
何の疑いもなく美味しく頂けます。
ゴルゴンゾーラのソースが刺激的で、
淡白な豚肉にコクと余韻を与えています。
そこに風味豊かでなめらかな赤ワインで、
チーズの塩味を和らげながら頂くとまた格別で御座いますね。
ほんのり利かせた蜂蜜との相性も宜しい様ですねぇ。

でも何と言っても、ワインが美味いなぁ。

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