今週のワイン11月1週目

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2015年11月1
写真右から

①アダミ・カルティッツェ・スプマンテ・ドライ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・ほんのりとした果実の甘さのある柔らかい泡立ち
生産国・・・・・イタリア ヴェネト
ブドウ品種・・グレラ
価格・・・・・・・3980円

②ヴィエ・ディ・ロマンス・ピエーレ・ソーヴィニヨン
2005年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・デラウエアの様な甘い生葡萄の香り キレのある辛口
生産国・・・・・・イタリア フリウリ ヴェネツィア・ジューリア
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨンブラン
価格・・・・・・・・5600円

③ディジオイア・ロワイエ・ブルゴーニュ・ピノノワール
2013年
赤ワイン・・・・花の蜜の様な甘い香り きりっと絞まった味わい
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・3180円

④ペルティマリ・ロッソ・ディ・モンタルチーノ
2013年
赤ワイン・・・・・優しい口当たり ほのかに甘い葡萄のエキス
原産国・・・・・・イタリア トスカーナ モンタルチーノ
ブドウ品種・・・サンジョヴェーゼグロッソ
価格・・・・・・・・4980円

2015年11月1-1フレッシュマグレ鴨ロースのポワレ前菜仕立て鴨に添えたサラダ

鴨のロースト前菜仕立て サラダ添え

本当はサラダの上に盛り付けたかったんですが・・・
何かバランス悪くてねぇ。
葉っぱがチラホラだったらかっこよくなると思いますがねぇ・・・
あくまでサラダと銘打った以上はそれなりのサラダ量が無くてはねぇ。
まぁ盛り付けは二の次と御いう事でご勘弁!

ワインは①のほんのりと舌甘さのあるスーパークリングワインで・・・

①アダミ・カルティッツェ・スプマンテ・ドライ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・ほんのりとした果実の甘さのある柔らかい泡立ち
生産国・・・・・イタリア ヴェネト
ブドウ品種・・グレラ
価格・・・・・・・3980円

アダモステじゃあ~りませんね。アダミで御座います!
過去数回使用しているメーカーさんなので、
稀に稀に当店でワインをお買い上げしてくれる、
とってもとっても稀少な皆様はご存知ですねぇ。
(あまりに自虐的表現ですねぇ。ストレスたまってる?私)

よくお客様に、このような事を聞かれる事が御座います。
「スパークリングワインとプロセッコとかカバとかシャンパンって
何が違うんですかぁ???」と。
意外に知っているようで、分かんないですよねぇ。
別に分かんなくたって気にしなくて良いんですよ。
知らなくちゃ飲めないと言う類の事でもないですからね。

因みに分かりやすく話を砕いて申し上げますと・・・
泡がシュワシュワするワインの総称を、
英語表記でスパークリングワインと言います。
シャンパーニュもカバもプロセッコも全てスパークリングワインと言う事になる訳です。
チリ産だろうがオーストラリア産だろうが、
シュワシュワしているワインはすべてスパークリングワインなんです。

ではなぜ?色んな名前が有るの??

ワインを産する国々にはワイン法と言うものが有り、
その法律に則ってワインが生産されます。
これは生産者や産地の保護とブランド力の向上、
偽造、廉価品、などの悪徳商品の横行を防ぎながら
ある一定の品質の確保をする事によって
消費者を保護する名目で施行されています。
裏を返せば、昔から偽物騒動は後を絶たない訳です。
まぁ現在は『有名銘柄に限り』偽物が出回っているって感じですが・・・
それだけ売れるって事でしょうかねぇ。ブランドですね。

とは言うものの、特別希少性の高い銘柄以外の
通常に出回っているような商品に
偽物は無いと思いますのでご安心下さい。

ちょっと本題に入らず長すぎなので・・・続きは次回。

料理なんだっけ?あっそうそう鴨ね!

ワインの味わいは、ほんのりとした甘さがあります。
パンの香りや熟したリンゴ様な甘い香りがあり、
泡立ちは柔らかく刺激の少ない滑らかな口当たり。
鴨のまったりとした味わいに、
ワインの優しい甘さが良く合ってます。
シャキシャキとしたサラダと共に頂くと、
更に爽やか感とまったり感の調和が良くなりますね。
コクや旨味のあるスパ-クリングワインは、
お肉と合いますねぇ。

2015年11月1-2イカスミのパスタ

イカスミのパスタ

そのまんま東です。

ワインは②の熟成白ワインで・・・

②ヴィエ・ディ・ロマンス・ピエーレ・ソーヴィニヨン
2005年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・デラウエアの様な甘い生葡萄の香り キレのある辛口
生産国・・・・・・イタリア フリウリ ヴェネツィア・ジューリア
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨンブラン
価格・・・・・・・・5600円

北イタリアの著名な生産者ですねぇ。
ワイナリーが有るマリアーノデルフリウリと言う村は
東にほんの5キロ程行けばスロベニアと言う国境に有る小さな村です。
北東にはアルプスから連なる山々に囲まれ、
南に10~15キロ程にはアドリア海。
海洋性と大陸性の気候の入り混じる産地でしょうか、
主には海洋性の気候に影響されてそうですがね。

今回紹介するのはピエーレソーヴィニヨン。
樽を使用しない、ピュアさが売りの辛口白ワインです。
10年の経過と共に現れる、熟成感が程よく感じられます。
開けたてはほんの少しだけ還元的な茹で卵系のオナラっぽい香りが有りますが・・・
直ぐに消えます。時間と共に生葡萄の様な香りがどんどん立ち上り、
桃やフルーツの甘い香り、バラの花の様なお化粧っぽい香りなど、良い感じに包まれます。
味わいはスーッと入ってくる辛口な印象。
じわりじわりと甘みと旨みが広がってきますが、
酸味のおかげか、最後はドライなイメージです。
香りが甘い印象なので、ギャップが楽しめますね。

イカスミのコクのあるパンチの効いた味わいに負けない味わいを持つ白ワイン。
熟成感のある豊かな風合いと綺麗な酸味が、イカスミのコクに負けておりませんねぇ。

2015年11月1-3サーモンの西京焼き

サーモンの西京焼き

西京味噌と酒粕で漬け込んだ、
ノルウェイサーモンを焼いてみました!

ワインはリリース仕立ての赤ワインで・・・

③ディジオイア・ロワイエ・ブルゴーニュ・ピノノワール
2013年
赤ワイン・・・・花の蜜の様な甘い香り きりっと絞まった味わい
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・3180円

ブルゴーニュのシャンボール村に有る蔵元さん。
ブルゴーニュ好きの方にはタマラナイ村ですねぇ。
色んな生産者の方が、シャンボールの名を配したワインを造っていますが、
実はシャンボールの村に居を構えるドメーヌは少なく、
13軒(たぶん?)ほどしか無いそうなんです。
同じくシャンボールの村に有るドメーヌ・ユドロ・バイエの当主
ドミニク・ル・グエン氏に伺ったことです。
「少ない軒数しかいないから、みんな仲良しさ!」
「何かと集まっては酒を片手に、情報交換をしているよ」と仰っていましたねぇ。

と言うそんな小さいコミュニティーから出た、新人がこのディジオイア・ロワイエ。
現当主は3代目ミッシェル・ディジオイア氏、1999年からの継承。
まぁいつも畑に居る人らしく、常にツナギ着てるつうからよっぽどの情熱家ですねぇ。
なんつたって好きな言葉が「情熱」らしいですから・・・。

と言う熱い割にワインはいたって繊細で上品な仕上がりをみせます。
花畑の様な甘い香り、バイオレットやスミレ、生葡萄などを思わせますね。
酸味と渋みを感じる味わいは引き締まっていて、甘みを抑えたタイトな仕上がりです。

西京味噌の甘しょっぱい味付けに、
酸味の効いた辛口の赤ワインの組合わせ。
お互いに補うように、口中で混ざり合いますねぇ。
付け合わせの添えた、
瓜の糠漬けと赤大根の梅酢漬けがアクセントになって
すべての味わいを一つに集約してくれますねぇ。

ボンマリアージュで御座います!

2015年11月1-4ラムロースのロースト

ラムロースのロースト

まんまっす。

ワインは柔らかく繊細な④の赤ワインで・・・

④ペルティマリ・ロッソ・ディ・モンタルチーノ
2013年
赤ワイン・・・・・優しい口当たり ほのかに甘い葡萄のエキス
原産国・・・・・・イタリア トスカーナ モンタルチーノ
ブドウ品種・・・サンジョヴェーゼグロッソ
価格・・・・・・・・4980円

このワイナリーと言うと出てくる説明がパーカーさんが言った
「もし私が、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノをたった1本だけ味わうとすれば、
ペルティマリのものになるだろうと思う。」と言うお話はあまりにも有名?ですねぇ。
すみません、私知りませんでした。勉強不足です。情報誌読みませんから・・・。
これから読もうかしら・・・。

さて、評価が高い作り手さんだからゴツイのかと言うとそうでもなく、
今回取り上げたロッソディモンタルチーノは至ってスムーズで飲みやすい!
バランスが良いんですねぇ。渋みはまだ若く口の中がほんのりと乾く印象。
果実の甘み、旨みが嫌みなく味わえます。
樽は使用していないようですが、感じる樽の風味と生葡萄の風味と甘み。
サンジョヴェーゼらしいゴムっぽい雰囲気もしっかりと感じられますね。

柔らかいラム肉と黒トリュフのソースに、
バランス良く強すぎない赤ワインの組み合わせです。
若いサンジョヴェーゼの生葡萄っぽい味わいと独特の風味が、
ラム肉の香りと柔らかい肉質に良く合ってます。

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