今週のワイン5月4週目

投稿日:

2015年5月4
写真右から

①ラベントス・グラン・レゼルバ・デ・ラ・フィンカ
2010年
泡白・・・・・・・・余韻の長い風味豊かな辛口
生産国・・・・・・スペイン ペネデス サン・サドゥルニ・ダノイヤ
ブドウ品種・・・チャレロ45% マカベオ30% パレリャーダ25%
価格・・・・・・・・4000円

②フォン・ウィニング・フォルスター・ウンゲホイヤー・リースリング・トロッケン・グローセス・ゲヴェックス
2012年
白ワイン・・・・・爽やかな香り豊かなコクを感じる辛口
生産国・・・・・・ドイツ ファルツ ベライヒ・ミッテルハート フォルスト グローセス・ゲヴェックス
ブドウ品種・・・リースリング
価格・・・・・・・・4680円

③オークリッジ・ローカル・ヴィンヤード・シリーズ・サイム・ヴィンヤード・ヤラヴァレー・ピノノワール
2011年
赤ワイン・・・・・ナチュラルでスムーズな飲み心地
生産国・・・・・・オーストラリア ヴィクトリア州 ヤラヴァレー
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・3980円

④ シャトー・マルキ・ダレム・ベケール
2005年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・しなやかで柔らかい味わいの辛口
生産国・・・・・・フランス ボルドー マルゴー
ブドウ品種・・・メルロ45% カベルネ・ソーヴィニョン30% カベルネ・フラン15% プティ・ヴェルド10%
価格・・・・・・・・5800円

2015年5月4-1大エビの梅肉炒め

大エビの梅肉炒め

大ぶりなブラックタイガーを梅肉の酸味を利かせて炒めております。
中華なのか?和風なのか?ハタマタ洋風なのか?微妙な料理で御座いますね。

ワインは①の良く出来た味わいのスパークリングワインで・・・

①ラベントス・グラン・レゼルバ・デ・ラ・フィンカ
2010年
泡白・・・・・・・・余韻の長い風味豊かな辛口
生産国・・・・・・スペイン ペネデス サン・サドゥルニ・ダノイヤ
ブドウ品種・・・チャレロ45% マカベオ30% パレリャーダ25%
価格・・・・・・・・4000円

当店では頻繁に登場するスパークリングワインの生産者ですね。
以前書いたかどうだか忘れましたが・・・来日セミナーにての話を少し。
現在こちらのラベントス社はDOカバの原産地呼称を捨て、
新たなDO原産地呼称を作るべく活動をしている最中。
もともとDOカバの原産地呼称を創設した最大の功労者は現当主の父
ジュセップ・マリア・ラベントス・イ・ブラン氏。
ワイン法において「カヴァ」を他のスパークリングワインと区別することに成功した功労者です。
が!息子のマヌエル氏(現社長)が!カバを捨て
新たなDO設立に向け世界各国でセミナーを開きながら広報活動をしている。
なぜ?と思いまよねぇ。
彼の言いたいことは「うちのスパークリングは他の廉価なカバとは違うんだぞい」
「シャンパンにも引けを取らないくらい凄いんだぞい」
って事なんです。至ってシンプルな主張です。
「だからもっと細かい地域性を前面に出して、ブドウの栽培の規制から
醸造方法、熟成期間等を、もっと厳しく明確にして高級なイメージを造りたいんだぞい!」
と仰っていたと思います。
一見聞こえは良いんですが・・・ラベントス社が有るサン・サドゥルニ・ダノイヤと言う地域に
どれだけの数のワイナリーが存在しているのか?全てのワイナリーがカバを捨てる事に
どれだけのメリットを感じているのか?残念ながらセミナーではそこまでは分かりませんでしたねぇ。
確かにラベントス社のスパークリングワインは美味しいと思います。
今回紹介しているワインなんかシャンパンに引けを取らない個性を持った
スパークリングワインと言っても過言ではないでしょう。
価格だって廉価なシャンパンよりイイ値段ですし。
でもねぇ・・・この活動どうなんでしょう??最終的に世の中の役に立つことならば成功するでしょうが・・・
疑問符ですねぇ。より良いスーパークリングワインを作ろうとする気持ちが
他の生産者にも伝われば良いけどねぇ。

エビと美味いかったっす!!ってオイオイなんだその感想は!!と怒られそう。
まぁ当店のブログなんて見てる人あんま居ないからイイカァ。日に5人も見てくれれば大成功でしょう!

2015年5月4-2フォワグラと鴨のテリーヌ

フォワグラと鴨のテリーヌ

題名そのままの料理で御座います。

ワインは②のドイツ!白ワインで・・・

②フォン・ウィニング・フォルスター・ウンゲホイヤー・リースリング・トロッケン・グローセス・ゲヴェックス
2012年
白ワイン・・・・・爽やかな香り豊かなコクを感じる辛口
生産国・・・・・・ドイツ ファルツ ベライヒ・ミッテルハート フォルスト グローセス・ゲヴェックス
ブドウ品種・・・リースリング
価格・・・・・・・・4680円

ドイツワインの名前ってなんとかなんないんけぇ?
長いし難しい・・・消費者泣かせです。
このワイン名も、ものすごく由緒ある名前なんですが・・・その由緒が長い事長い事。
説明するのも鬱陶しいって感じです。
簡単に言っちゃえば人の名前とブドウ品種と畑名って事なんですが・・・ね。
歴史が有る分、歴代の所有者がひっちゃかめっちゃかだったりして、さらには復活した栄誉ある名前だったりもしてね。
面白い話なんですが・・・割愛。

ドイツでこの価格ときたら通常は甘口を想像しますが・・・こちらのワインに至っては立派な辛口です。
醗酵や熟成に樽使ったりなんかしちゃったりしてね。
チャレンジ的な印象がある意欲的な白ワインです。

果実の凝縮度と旨みのある味わいなんですが、至って辛口に仕上げています。
余韻も長くまったりとしたオイル感もあります。後を引くような香りが複雑で
少しウイスキーの後味の様な印象も感じます。
まだまだ若い印象なので10年以上経ってからが本領発揮と予想しますよ。

全体的にまったりとした印象の料理ですので、
まったりとしたオイル感のある味わいのワインと合わせて見たと言う感じです。
イインジャないでしょうか!!
様々なフルーツ、キノコ、枝豆のたんぱく感、鴨の血感、柑橘のソース、
滑らかな油感がこのワインの持つオイリー感と良く合ってます。

2015年5月4-3アワビのラビオリ

アワビのラビオリ

下処理したアワビを自家製ラビオリで包んで茹でてみました。
見た目がお好み焼きと言う指摘を受けましたが・・・まぁ似たようなもんです‼
って!見た目だけね。

ワインは③の柔らかいナチュラル感が良い赤ワインで・・・

③オークリッジ・ローカル・ヴィンヤード・シリーズ・サイム・ヴィンヤード・ヤラヴァレー・ピノノワール
2011年
赤ワイン・・・・・ナチュラルでスムーズな飲み心地
生産国・・・・・・オーストラリア ヴィクトリア州 ヤラヴァレー
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・3980円

1978年設立、場所は銘醸地オーストラリア ヴィクトリア州 ヤラ・ヴァレー コールドストリーム。
長めの良いロケーションにレストランを併設した近代的な建物が印象的なワイナリーです。
今回のローカルヴィンヤードシリーズのワインは、個々の畑の違いを表現したブルゴーニュ的な赤ワイン。
サイム・ヴィンヤードの畑はワラメイト・ヒルズの麓にある冷涼で東向きの区画とされていますが・・・
詳しい場所がつかめません・・・のでアシカラズ。

味わいはスムーズで柔らかい。
イチゴキャンデーの様な優しい甘さと綺麗な酸味のバランスが良い印象。
余韻にバターの様なねっとり感が出てきて、ちゃんと作っている事を分からせてくれます。
香りに木イチゴの様なフレッシュな香りと生ハムの様な複雑な香りが混在するところも魅力ですね。

黒トリュフのソースとアワビの肝バターソース、たっぷりのパルミジャーノと冷凍卵黄のもちもち感。
アワビの海の香りが立ち上り海と山のコラボレーション的な味わいが複雑に絡みますよ。
ワインの優しい口当たりが、料理の複雑味と喧嘩せずに上手にまとめてくれますね。

2015年5月4-4霧降高原牛ランプステーキ

霧降高原牛ランプステーキ

ランプ肉を柔らかい口当たりのステーキにしてみました。
ソースはポルチーニです。

ワインはバランスも良い味わいの④赤ワインで・・・

④ シャトー・マルキ・ダレム・ベケール
2005年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・しなやかで柔らかい味わいの辛口
生産国・・・・・・フランス ボルドー マルゴー
ブドウ品種・・・メルロ45% カベルネ・ソーヴィニョン30% カベルネ・フラン15% プティ・ヴェルド10%
価格・・・・・・・・5800円

メドック格付け 第三級 585年に創設されたこのシャトーはマルゴーでも最も古いものの一つであり、
ダレム侯爵家は代々騎馬職を司っていたため、ラベルには蹄鉄の上に伯爵家の宝冠が描かれています。
日本では中々お目にかかれないシャトーで、ほとんどがフランス、ベルギー、スイスといった市場に出ている
関係もあり、特にベルギーの個人客に直接売られる事が多く熱烈なファンがいるそう。
なんだってぇ~!”!
他人事のように言ってますが・・・。

しっかりとした骨格のあるがっちり系のボルドーをイメージしてしまうと
ガッカリする方が多いワインなんですが・・・。

エレガントで滑らかな口当たりでスムーズな喉越しを好まれる方にはお勧めです。
更に熟成感が出てきていて葡萄の甘さがじわりじわりと感じられる様になってきましたよ。

柔らかい口当たりの和牛のランプ肉とポルチーニの香り高いソース、滑らかな味わいの赤ワインの組み合わせ。
間違いなく美味いです。ワインの柔らかさとゆったりとした甘さが良いんですねぇ。
最後にまた重ねて言いますが、がっつり系男気赤ワインをお好みの方には絶対お勧めしませんからねぇ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です