今週のワイン

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2010年9月1
写真右から
①パロ・コルタド・モンテアグート・デルガルド・スレタNV・シェリー辛口・・・・・2980円
  生産国・・・スペイン ヘレス ブドウ品種・・・パロミノ・フィノ
②タントナン・フォジェール・レ・ジャルダン2008年・赤・・・・・1550円
  生産国・・・フランス ラングドックルーション ブドウ品種・・・グルナッシュ25%シラー25%ムールヴェードル25%カリニャン25%
③クロ・フリデーヌ・ブラン2006年・白・・・・・3500円
  生産国・・・フランス ボルドー グラーブ ブドウ品種・・・・セミヨン50%ソーヴィニヨンブラン40%ミュスカデル10%
④フェルトン・ロード・ドライ・リースリング2007年・白・・・・・3500円
  生産国・・・ニュージーランド セントラル・オタゴ ブドウ品種・・・リースリング
⑤ドメーヌ・ドルーアン・ピノ・ノワール・ロレーヌ2005年・赤・・・・・8000円
  生産国・・・アメリカ オレゴン ウィラメット・ヴァレー ブドウ品種・・・ピノ・ノワール
ホタテの燻製
ホタテの燻製
甘じょっぱく煮つけたホタテの貝柱を軽くスモークしました。ほんのりと香るスモークの香り、甘じょっぱい味、ホタテからくる磯の香り、これらの要素を踏まえて①のシェリーを合せてみました。軽い食前酒として量はいつもの半分程度で十分でしょう。シェリーは飲み慣れて来ないと、良さがイマイチ伝わりずらいかも知れませんねぇ。チャレンジです。私の友人があるシェリーの大会で優勝して副賞としてヘレス地方に研修旅行に行った時の話ですが、食事の度に前菜からメイン、デザートまで全てシェリーと言う具合に提供されて旅行中は閉口した。と言っていた話を思い出します。まぁシェリーは食前か食後辺りに飲むのが一番イイかもね。
豚肩ロースのゼリー寄せ
豚肩ロースのゼリー寄せ
約6日間かけて出来上がった料理です。豚肉の塊を塩漬けにして3日間、塩出ししながら下茹で3回、ミルポワと共にコトコト3時間、保温して半日、冷蔵庫に入れて一晩ひやして肉は完成。各々に下処理したカブ、ズッキーニ、アボガド、パセリ、パプリカ等と一緒にテリーヌ型に入れて半日冷蔵庫で冷やしてようやく完成です。ソースはアンチョビのソースとEmiさまより頂いたジェノベーゼ。手間と時間を食べるお料理!?ですねぇ・・・ふぅ。全般的に繊細な味わいの料理ですのでワインは辛口の白か軽めの赤が宜しいのではないでしょうか。今回は③のボルドーの辛口白ワインが一押しです。セミヨン主体の爽やかな辛口ですが、熟成する事によって複雑性が増しとっても宜しくなっております。思わずウメェ!!と唸りたくなりますよ。
桃のリゾット
桃のリゾット
リゾットは意外に簡単な料理ですがブイヨンを採るのが手間ですので今回は豚のゼリー寄せを作った時の副産物のを利用しました。ブイヨンだけでも美味しいスープになる様なものを使う事が美味しいリゾットを作るポイントでしょうね。ワインは④の辛口リースリングをチョイスしました。その他甘さのあるリースリングやゲヴュルツなんかも良いと思います。桃の甘さ、ブイヨンの旨味、パルミジャーノの塩気とコク、是非お試し下さい。
鴨のトースター焼き桃のソース
鴨のロースト、桃のソースで
いつもの様に鴨のロース肉はミルポワとオイルでマリネ。ソースはオレンジジュース、ハチミツ、赤ワインヴィネガーで作った当店定番のソースに桃を加えた物。仕上げにミントの葉を添えて完成です。ワインは構成のしっかりしたピノノワールが絶対にお薦めです。と言う事で今回は⑤のオレゴン・ドルーアンをチョイスしました。バランスの良さとエレガンスは素晴らしいワインですねぇ。ホワイトハウスご用達ワインと言う事も頷けます。今回のロレーヌはドルーアンの中でも最高級商品。是非一度味わって頂きたいですねぇ。実はドルーアンは1本1000ドル以上する慈善オークションワインも有ったりします。しかし一般には出回りません。たまたまIPNCパーティーで飲んだ機会が有りますが、その印象が強烈で未だに残っています。変な表現ですが水のように嫌味が無いんですよねぇ。美味かったなぁ~。

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