今週のワイン5月3週

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2015年5月3
写真右から

①カルレス・アンドルー・カバ・ブリュット
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・・新鮮な青リンゴの風味と優しい泡立ちの辛口
生産国・・・・・・スペイン ペネデス
ブドウ品種・・・パレラャーダ60%、マカベウ40%
価格・・・・・・・・2650円

②ドメーヌ・ファシエ・サンセール・レ・ロマン
2013年
白ワイン・・・・・ナチュラルな味わい キレのある酸味
生産国・・・・・・フランス ロワール サンセール
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨンブラン
価格・・・・・・・・3150円

③コ-ルド・ストリーム・ヒルズ・ピノノワール
2013年
赤ワイン・・・・・スムーズで滑らかな口当たり イチゴやグレープフルーツの香り
生産国・・・・・・オーストラリア ヴィクトリア州 ヤラバレー
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・4000円

④ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・シャトー・ヌフ・デュ・パプ
2011年
赤ワイン・・・・・円やかな味わいスパイス香がアクセント
生産国・・・・・・フランス ローヌ シャトー・ヌフ・デュ・パプ
ブドウ品種・・・グルナッシュ80% シラー10% ムールヴェードル10%
価格・・・・・・・・6980円

2015年5月3-1筍とホタルイカの山椒和え

筍とホタルイカの木の芽合え

各々にした処理した食材を木の洋風テイスト山椒味噌で合えた前菜。

ワインは①の爽やかな香りが広がる辛口スパークリングワインで・・・

①カルレス・アンドルー・カバ・ブリュット
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・・新鮮な青リンゴの風味と優しい泡立ちの辛口
生産国・・・・・・スペイン ペネデス
ブドウ品種・・・パレラャーダ60%、マカベウ40%
価格・・・・・・・・2650円

ボデカ(ワイナリー)を営むアンドルー一族の記録には、1781年にコンカ・デ・バルベラ地域に
80へクタールの土地を購入したことが記録として残っているそうです。
その当時から葡萄を栽培していたのでしょうね。
カバを造り始めたのは1991年。ブドウ栽培の歴史に比べると近年なんですね。
まぁそれからは順調に業績を伸ばし、2004年には新しいセラーが建設。
レセプションやミュージアムなどが建てられ、観光客の取り込みにも成功しているようです。
生産量は意外に少なく年5000本程度。製法は瓶内二次発酵、熟成は18カ月。

飲んだ印象はイタリアのプロセッコみたいな優しい泡立ち、青リンゴやブドウの風味が有って
爽やかでドライな仕上がりです。
最も印象的なのは後味に塩味をしっかりと感じます。
ミネラルが豊かな土壌なのでしょうかねぇ。

爽やかな香りの泡と山椒の刺激のあるスパイシーさが味噌とホタルイカのまったり感と混ざり合って
滑らかなに円やかに広がります。スパークリングワインの塩味が効いてますね!

2015年5月3-2色々前菜盛り

色々乗せたおつまみ前菜。

蛸のバジル和え、オリーブの変りペースト、各々に下処理した野菜、
ガーリックトーストと共に如何でしょう。

ワインは②のナチュラルで綺麗な辛口の白ワインで・・・

②ドメーヌ・ファシエ・サンセール・レ・ロマン
2013年
白ワイン・・・・・ナチュラルな味わい キレのある酸味
生産国・・・・・・フランス ロワール サンセール
ブドウ品種・・・ソーヴィニヨンブラン
価格・・・・・・・・3150円

10代にわたりワイン造りを営む家族経営のドメーヌ。
10代って凄いですねぇ。徳川15代ですから・・・。
中川4代で青色吐息です。
栽培は2000年から有機栽培からビオディナミに転換したと言う事で
流行はしっかりやってますね。醸造も1980年代初頭から区画ごとに行い、
バリエーション豊かな品揃えとなっています。
テロワール毎のワインと言う事でしょう。
昨今のワイン造りのキーワードをしっかり押さえてます。
流石10代続く秘訣は時代を見極める能力って事でしょうか。
勿論背骨はしっかりとしていて頑として変えないと言う
基本理念みたいなことも感じますね。

レモンソーダの様な爽やかな酸味を纏った綺麗な味わい。
後味に若干のべっこう飴的な甘い香りのニュアンスと、
石灰土壌なのでしょうと思わせる火薬が燃えた後の様な独特の香りが
余韻となって広がります。

メインは蛸ですが、様々な食材をバランスよく口中に運んで味わう事で楽しさ倍増!
ナチュラルな辛口の白ワインが良きお供となってますね。

2015年5月3-3大エビのクリームパスタ

大エビのクリームパスタ

エビがメインのパスタです。
プリプリとした食感と香ばしい甲殻類独特の香りが広がる一皿。

ワインは③の爽やかな喉越しの赤ワインで・・・

③コ-ルド・ストリーム・ヒルズ・ピノノワール
2013年
赤ワイン・・・・・スムーズで滑らかな口当たり イチゴやグレープフルーツの香り
生産国・・・・・・オーストラリア ヴィクトリア州 ヤラバレー
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・4000円

オーストラリア・ヴィクトリア州ヤラバレーの居を構えるワイナリー。
オーナーは豪州ワインの権威、極めて実力のあるワイン評論家
ジェームス・ハリデー夫妻。これってちょっとどうなんでしょう?
他にもこの類のワイナリーさんは多いので、業界的には問題なしなんでしょう。
まぁ間違っても不味いワインは造られる事がないので、
その点では安心して購入して頂けるとは思うのですが・・・

このワイナリーの商品はある種一定の品質を携えてていますし確かに美味いワインが
揃っています。特にピノノワールのリザーブ物はプレミアム的な扱いで稀少性も高い。
ブルゴーニュに比べれば価格も安いしねぇ。
まぁイイカァ。深く考える事は無いかなぁ。美味いしねぇ。

甲殻類のクリーム系パスタと樽の効いた白ワインは鉄板でしょうが・・・
ピノノワールも捨てがたい!って事でチョイスしております。
赤い果実の様な酸味を感じるフレッシュな香りと柔らかく滑らかなタンニン、
ほんのりと品良く感じる樽のまったり感が余韻となります。
どことなく色好きの良い白ワインの様なニュアンスも感じる所が
この料理との相性を引き立ててくれます。
大エビのたっぷりとした肉質を味わいながら、
滑らかな味わいの赤ワインとゆったりと楽しめるのではないでしょうか。

2015年5月3-4牛フィレ肉のロッシーニ

牛フィレ肉のロッシーニ風

まぁ贅沢だ事。ロッシ二ーって名前、当店のメニュ-ではよく出てきますが・・・
音楽家の名前って、皆さん知ってました?
食通の方々にはアタリマエダノクラッカーって怒られそうですが・・・
イタリア出身の音楽家の名前を取ったのがロッシーニ風って事なんですよ。
有名なウイリアムテルの作曲をしたのがこの方「ジョアキーノ・ロッシーニ」
かなりの美食家だったらしく、音楽よりも料理大好き人間でパリでレストランも経営していたそうです。
ロッシーニ風と言うとトリュフやフォワグラを使った料理が多く見受けられます。って言うか他にあんのか?
才能がある人は何やらせても凄いんですねぇ。

ワインは④の料理に負けない赤ワインで・・・

④ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・シャトー・ヌフ・デュ・パプ
2011年
赤ワイン・・・・・円やかな味わいスパイス香がアクセント
生産国・・・・・・フランス ローヌ シャトー・ヌフ・デュ・パプ
ブドウ品種・・・グルナッシュ80% シラー10% ムールヴェードル10%
価格・・・・・・・・6980円

結構有名な生産者ですよね。フレンチ系のお店の方に人気です。
区画ごとの葡萄の特徴をうまくワインに表現している生産者ですね。
創設は1973年、それ以前から葡萄栽培は行っていて
葡萄農家からのワイナリー設立と言うとても順当な成り立ちです。
オーナー夫妻にセミナーでお会いした事が有りますが、気取りのない実直な印象の方でしたね。
出来るワインも実直な物が多く、良く出来たワインが多い事でも物語っていますね。

今回取り上げたシャトーヌフ・デュ・パプは代表的な銘柄の一つ。
イメージ通り力強さを持ちながらも滑らかで
どことなくブルゴーニュの様なしなやかさを感じる出来になっています。
良く出来たグルナッシュ種特有のイチゴとスパイスを混ぜた様な香りが、食欲をそそります。
葡萄の甘みと旨み、滑らかにワインに溶け込んだようなタンニンがあり上品。
牛フィレと黒トリュフ、そこにまったりと広がる大ぶりなフォワグラのポワレ。
いやいやどんだけ原価掛けてんだかねぇ。
ワインも負けてませんよぉ。

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