写真右から
①マキオカ・ハヤブサ・甲州・スペシャル・キュヴェ・2008年・白・・・・・1890円
生産国・・・日本 山梨 牧丘 ブドウ品種・・・甲州
②ノイドルフ・マギーズ・ブロック・ピノグリ2009年・白・・・・・2890円
生産国・・・ニュージーランド ネルソン ブドウ品種・・・ピノグリ
③ドメーヌ・マッス・ジヴリ・クロ・ド・ラ・ブリュレ2008年・赤・・・・・2400円
生産国・・・フランス ブルゴーニュ ブドウ品種・・・ピノノワール
④エルダトン・コマンド・シラーズ・2001年・赤・・・・・8500円
生産国・・・南オーストラリア バロッサ ブドウ品種・・・・シラーズ
真鰯のマリネ
先ずは鰯を三枚に下ろし、身を強めの塩で1時間マリネ。更に流水で洗い流したらニンニクとオリーブオイル、ディルでマリネしておけばOKです。仕上げに刻んだプチトマトとディルをあしらって完成。お好みでワインヴィネガーを掛けても美味しく頂けます。ワインは珍しく国産ワイン①を合せてみました。酸味は低く口当たりが柔らかく感じます。残糖分を感じる為、通常の辛口白ワインに比べると日本酒の様なポテッりとした味わいが楽しめます。是非お試し下さい。
コラーゲンたっぷりのグラタン
以前作った豚のスネ肉のスプマンテ煮込みのスープをベースに、トントロ、豚バラ、鶏皮が入ったコラーゲンたっぷりのグラタンです。白菜を加えて粒マスタードで味わいを引き締めれば完成です。お肌プルプルになりますよ!ワインは②のニュージーランド産の辛口の白ワインを合せてみました。お肉料理にも負けない、しっかりとした腰の有る白ワインです。ノイドルフは何飲んでも美味しいですねぇ。天才です。
真鯛のポワレ 赤ワインのソースで
真鯛を三枚に下ろしておきます。粗はソースに使うので流水で洗って、そのまま流水で30分ほど血合いや癖を抜いておきます。ミルポワと粗を焼いて水を加えアクを引きながら煮込み更に赤ワイン、ホールトマトを加えて丁寧にアクを引きながら20分ほど煮込み濾したらソースのベースが完成します。鯛の身に塩コショーをして焼いているうちに、別鍋で赤ワインを煮詰めソースのベースを加えて煮詰め仕上げにトリュフとバターを加えれば完成です。付け合わせにはボイルした菜の花で苦みをプラス。ワインは③のブルゴーニュ産の赤ワインを合せてみました。軽やかで上品な味わいは好感が持てます。この作り手の白ワインも中々で秀逸な造り手さんです。
軽い≒「ピノだから」ってイメージが有るようですが100%正解とは言い難い物です。ピノノワールの本場ブルゴ-ニュでもガビガビとした真っ黒い色調のピノノワールもあれば、今回の様な可愛い感じのピノも有る訳でして、ハタマタ新大陸系のピノ中にも重い物もあれば軽い物も存在します。そもそもワインの味わいや人の感覚に絶対は無い訳です。トータル的なイメージは有っても個別に見れば十人十色と言うのが正しいのではないでしょうか?当店のワインに対するスタンスは他人を肯定すると言う事から始まっております。したがって他人を否定し洗脳すると言う事は一番やってはいけない事と肝に命じながら商いをしております。手っ取り早く商品を売るのには洗脳してしまうのが一番効率が良いと思いますが、それでは本当に楽しくグローバルなワイン飲み文化は広がりません。私共はワイン生産国を数多く訪問して葡萄畑や多くの生産者の方々、地元の人々と交流をして来ました。印象的なのは多く人々が気難しくワインと向き有っていないと言う事実です。(勿論中にはいますよ、へそ曲りが)お陰様で当店にご来店して下さる多くの皆様はフレンドリーな方が多く楽しくワインと向き有って居られると思います。新年早々小うるさい事を書いてしまいましたが、自分に対する戒めと言う意味も込め書かせて頂きました。
最後に私の大好きなT姐さんの一言を書き添えて置きます『ワインは頭で飲むもんじゃない!』偶には良い事言うねぇ。皆様今年も宜しくお付き合い下さいませ。
仔羊のロースト
仔羊はいつものように一晩マリネした置いから調理しております。今回は仕上げにスモークを掛けております。ソースはフォンダニョウーとフォンドヴォーを半々で煮詰めたものに、シェリーヴィネガーとハチミツを加えた物です。更にニンニクのピュレを加えてソースに深みをプラスしてみました。ワインは④のTHEオーストラリアって感じのしっかりとした味わいの赤ワインを合せております。10年経過のスペシャル番です。んー溜息しか出ませんねぇ。