ワインBAR 12月2週目の内容

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2015年12月2

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分3380円
合計7880円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①アダミ・ボスコ・ディ・ジーカ・ブリュット
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・爽快な青リンゴの香り 果実味のある辛口
生産国・・・・・イタリア ヴェネト
ブドウ品種・・グレラ95% シャルドネ5%
価格・・・・・・・2600円

②サイン・サイン・ホワイト
2013年
白ワイン・・・・・桃の香り 円やかなで豊かなコク 辛口
生産国・・・・・・南アフリカ ケープ・サウス・コースト マルガス
ブドウ品種・・・シュナン・ブラン76% ヴィオニエ20% ルーサンヌ4%
価格・・・・・・・・3350円

③AtoZピノノワール・マグナムボトル
2010年(インポーターセラーリング)
赤ワイン・・・・チャーミングな果実の甘み バランス良く飲みやすい辛口
生産国・・・・・アメリカ オレゴン
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・6980円

④サン・ジョヴェナーレ・アベームス
2011年
赤ワイン・・・・・力強い味わい リッチな樽の風味
原産国・・・・・・イタリア ラッツィオ
ブドウ品種・・・シラー40% グルナッシュ40% カリニャン20%
価格・・・・・・・・6800円

2015年12月2-1ユリ根饅頭

ユリ根饅頭 粕汁仕立て

まるで見た目が関西風のお雑煮みたいですねぇ。
中身は違いますけど・・・。
ユリ根饅頭の中には蒸し雲丹、汁はかつお出汁、西京味噌、夜明け前の酒粕、
トッピングは、自家製イクラの醤油漬け、山葵、花穂紫蘇でゴザンス。
何処にも洋の要素なしっす。

ワインは①の青リンゴの様な爽快な香りの泡で・・・

①アダミ・ボスコ・ディ・ジーカ・ブリュット
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・爽快な青リンゴの香り 果実味のある辛口
生産国・・・・・イタリア ヴェネト
ブドウ品種・・グレラ95% シャルドネ5%
価格・・・・・・・2600円

こちらの生産者は良く扱いますから皆さんご存知ですねぇ。
って勝手に思っているのは私だけ!
改めましてご説明させて頂きます。イツモドオリイイカゲンニネ。

この作り手さんの有名なワインの一つが
今回紹介しているスパークリングワインのボスコ・ディ・ジーカ。
各評論雑誌などで高く評価されているのね。
でね、このアダミってワイン蔵さんプロセッコ造って三代目なのね。
前はプロセッコ会長を務めたり、
ヴェネチア映画祭のVIPルームで使われたり、
G8サミットで使われたりしてね。
地元じゃ結構有名な生産者らしいのよ。

まぁ飲んでみてね、バランス良くてフレッシュで、
程よい果実味があって申し分ない味わいなのね。
まぁうなずけるわけ!

って何が私に乗り移ってキ-ボードを叩かせているのか?(おすぎかピーコか?)

昔はプロセッコと言えば「葡萄品種名はプロセッコ」
タイプは「スパークリングワイン」って感じだったのですが、
数年前にイタリアのワイン法が改正されて、
このプロセッコと言うカテゴリーが非常に分かりずらくなってます。

説明するのも自信が無いので・・・要点をまとめると(まとめられっかなぁ・・?)

産地はヴェネト州トレーゾ県のコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネエリア(これが意外に広いんだわ。)
葡萄品種は従来通りプロセッコを85%使用する事になってるんだけどね、
ブドウ名が「グレラ」と言う名前に変更になったのね。
タイプがスパークリングとフリツァンテ(微発砲)とスティル(泡なしの普通のワインね)となったわけ!
でもね大方出来るワインは従来通りスパークリングワインだから、市場では混乱しないと思います。

ふ~。

何だか、いつものごとく話が飛んでます。

さて、ユリ根の上品なでんぷん質と酒粕の独特の風味が西京みそによって調和しております。
その調和に爽やかなスパークリングで、花を添えるるが如く祝って頂ければ(何を祝う?)幸いです。
って意味のない説明で〆ます。

2015年12月2-2鮑とポルチーニのリゾット

ポルチーニのリゾット 鮑乗せ

まぁそのまんまだわねぇ。
しいて言わせてもらえれば、肝ソースかなぁ。肝だけに肝心要。

ワインは②のこってりとした円やかな白ワインで・・・

②サイン・サイン・ホワイト
2013年
白ワイン・・・・・桃の香り 円やかなで豊かなコク 辛口
生産国・・・・・・南アフリカ ケープ・サウス・コースト マルガス
ブドウ品種・・・シュナン・ブラン76% ヴィオニエ20% ルーサンヌ4%
価格・・・・・・・・3350円

南アフリカのド・トラフォードと言う生産者が新たに始めたのがこのサインってワインなのね。
もともと、カベルネソーヴィニヨンやシュナンブランなんかで、
結構旨いワイン造ってるワイナリーさんなんだけど。
南アフリカの最南東の秘境、マルガスってとこの土地を見たオーナーさんが、
フランスのローヌにあるシャトーヌフデュパプと似てるんじゃねぇ?
って事で始めたのがこのサインってワインなのね!
オーナーさんのデビット・トラフォードさんて方は元々建築家さんでしてね、
1994年ごろまではそっちの方の仕事もやってたんだって。
日本と違って外国じゃ建築家って言ったら、
ものすごくステータスの高い職業らしいからね。
友人のN山シェンシェイに言ったら発狂しそうですねぇ。
同じくワイン造りもステータスの高い職業でしてね、
成功者が次、何やっかなぁって考えると「あっそうだワイン作っぺ!」ってなるんだわ。
分かりやすい例えが映画監督の「フランシス・フォード・コッポラ」ね。
地獄の黙示録やらゴットファザーやら名前ぐらいは聞いたことあっぺね。
そんなコッポラさんもカリフォルニアでワインなんか作っちゃてかんねぇ。
これも意外とうんまいワイン作ちゃってんだわぁ。

ってまた話がぶっ飛んでるんで戻します。

ワインね、
味わいは円やかでとろりとする質感を感じます。
樽の香りとヨーグルトの様な円やかな酸味に、
幾分フレッシュなレモンの様なテイストも感じられますね。
最後にほんのりと苦味が残るのは、ご愛嬌、
まだ熟成し切れて無い印象もありますね。

ポルチーニと鮑、仔牛と鶏ガラのダブル出汁で作ったリゾットは、一切チーズは入れてません。
下処理して柔らかくなった鮑を軽くバターソテーして味付けし、
最後にアワビの肝でソースを作って上から掛けてます。
濃厚な味には、磯の香りと山の香りが重なり合ってハーモニーとなっています。
コクのある円やかな味わいの白ワインが、
更に重なって香りと味の3重奏や~と彦摩呂風になってますよん。

2015年12月2-3鴨とフォワグラのテリーヌVr2

鴨とフォワグラのテリーヌ・Vol2

珍しく先週に引き続き登場です。
が、全く違う工程&味付けとなってます。
ので、ご了承くださいね!

ワインは③のマグナムじゃ

③AtoZピノノワール・マグナムボトル
2010年(インポーターセラーリング)
赤ワイン・・・・チャーミングな果実の甘み バランス良く飲みやすい辛口
生産国・・・・・アメリカ オレゴン
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・6980円

アメリカ、オレゴン州で作られるチャーミングな赤ワイン!
名前由来のAtoZは、オレゴン州にまたがる100以上の契約畑の葡萄を使用して
ワインを作るから名付けられたみたいッスね。
アルファベットは26文字だったから足んなくねぇ?(と思う人はへそ曲がりなのねぇ)
オレゴンワインは意外に高級路線なので、
1000円程度で購入するのは至難の業かと思いますが・・・
そんな高級オレゴンの中でもこちらのAtoZシリーズは、
意外にリーズナブルで御座います。
今回使用しましたのはマグナムボトル通常のワインの2本分が入ったものっす。
日本では大容量と言うとお安いイメージですが!
ワインの世界、事に良いワイナリーの大容量は高級&稀少なイメージが御座います。
意外と知られていない(ワイン愛好家以外の、ごくごく普通の方々にはね)のが現状でしょう。
知らなくても良いですけどね!

さて味わいは、エレガントでチャーミングと言った印象。
渋みは優しく、綺麗な酸味がありますね。
ほんのりと感じる果実の甘さも良い感じです。
3種類のフルーツソースと共に、鴨とフォワグラを召しあって頂く料理に、
綺麗な酸味のチャーミングな赤ワインを合わせて、心地よい印象となっておりますね。
ボンマリアージュで御座います。

2015年12月2-4A5和牛しゃくしの低温真空ロースト

仙台和牛A5しゃくしの低温真空ロースト仕立て トリフ香る卵黄ソースで

まんまちゃんです。

ワインは!④のものごっつい赤ワインで・・・

④サン・ジョヴェナーレ・アベームス
2011年
赤ワイン・・・・・力強い味わい リッチな樽の風味
原産国・・・・・・イタリア ラッツィオ
ブドウ品種・・・シラー40% グルナッシュ40% カリニャン20%
価格・・・・・・・・6800円

ローマより北に60km程の、ラツィオ州ブレーラに位置する生産者。
いやいやすごい所にワイナリー作ってますねぇ。
周り何もなっじゃないですか!
やってる事も尋常じゃないですねぇ。って何が?
と思いますわなぁ。

簡単に分かりやすく言うと、ブドウの栽培方法が尋常じゃない!
1ヘクタール当たりなんと11、000本、最近の畑じゃなんと43000本と言うバカ密度で
栽培してるって言うからねぇ。
通常1ヘクタール当たりの栽培密度は5000~10000本当たりと言われている?ので、
43000本ってオカシイデス。
しかも収穫は1本の葡萄の樹からたったの1~2房しか収穫しないつ~から!
収穫量は減るわねぇ。

何でそこまでやるのかと言うと、凝縮させたいからの一言!
どうりでバカみたく濃い味わいになってます。

そのぶっ濃い味わいに負けない、甘い樽風味、ウイスキーみたいな香りもします。
でも意外に渋みはそれほどまでに強くなくて丸い印象。
いま飲めます!

シャトーヌフを意識しているワインなのでしょうが、
アマローネにも通じる甘い感じがなんとも面白いです。

しゃくしと言うお肉は見た目の刺し入った牛脂感を
食べると感じない部位。
赤身に近い肉質があって食べると旨いバランスですね。
丁度良い味わいと、
ごっついけど円やかな味わいの赤ワインとバランスが良いように感じます。
旨いですよ。

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