ワインBAR 3月1週目の内容

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2016年3月1

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分3310円
合計7810円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①フェレ・イ・カタスス・ブリュット・ナトゥレ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・爽やか系 軽やか 辛口
生産国・・・・・スペイン カタルーニャ
ブドウ品種・・チャレッロ55% マカベオ35% パレリャーダ15%
価格・・・・・・・2150円

②ドメーヌ・アンドレ・ボノーム・ヴィレ・クレッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
2012年
白ワイン・・・・・桃の香り ネクター系のフルーティーさのある辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ マコネー ヴィレ
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・3180円

③レ・マッキオーレ・マッキオーレ・ロッソ
2001年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・生葡萄の香りと複雑な香りが混じり合う バランスの良いスムーズな飲み口
生産国・・・・・イタリア トスカーナ ボルゲリ
ブドウ品種・・サンジョヴェーゼ80% カベルネソーヴィニヨン10% メルロー10%
価格・・・・・・・5500円

④セリェール・ピニョル・マーテル・テレシーナ
2008年
赤ワイン・・・・・円やかな干し葡萄の口当たり 滑らかな印象 甘いコーヒーの余韻
原産国・・・・・・スペイン カタルーニャ テラ・アルタ
ブドウ品種・・・ガルナッチャティンタ50% カリニェナ30% モレニーニョ20%
価格・・・・・・・・5150円

2016年3月1-1ホタルイカのサラダ仕立て

ホタルイカのサラダ仕立て

スモークしたホタルイカを生ハムで巻いてサラダをトッピングしました。
年に2.3回作るある意味定番的前菜の一皿。

ワインは①のスペイン産のスパークリングワインで・・・

①フェレ・イ・カタスス・ブリュット・ナトゥレ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・爽やか系 軽やか 辛口
生産国・・・・・スペイン カタルーニャ
ブドウ品種・・チャレッロ55% マカベオ35% パレリャーダ15%
価格・・・・・・・2150円

昔から扱っているスペイン産のスパークリングワイン。
デザインもオシャレでイイ感じです。
かなり若い20代のチームで造っているそうですねぇ。
スパークリングワイン意外にも赤・白・ロゼと数多くのラインナップがある様ですが
日本に輸入されているのはほんの数種類程度。
近年?カヴァ生産者の方々が泡以外のワインを造るようになっていますが、
多くのワインに秀逸な物が多いように感じます。
特に白ワインは酸味の効いた辛口タイプに良いものが有りますねぇ。
・・・と!!偉そうに言っちゃってます。
さて、こちらの泡ですが・・・
ノンドサージュ物と言う事で綺麗な味わいが特徴ですねぇ。
ノンドサージュってなんだ???と言う方に軽く・・・

シャンパンに代表される様な多くのスパークリングワインには同じ特徴があっぺね。
それは何かつーっと!泡だんべ!
この泡出すのに一苦労すんだっぺなぁ。
ワインつぅのはよぅ、醗酵ってのが肝心なんだべな。
普段は一回で済むんだきっともぉ、
スパークリングワインは泡作んなくちゃなんめなぁ。
んだからぁ、スパークリングワインってのは、2回醗酵かけんだわぁ。
醗酵ってなんだんべ?って言う人いっけ?
前にも言ったと思うんだきっど。いいけ?
アルコールつうのはよぅ、砂糖を食った酵母が屁こいて小便たれっとできんだわ。
屁がガス(泡だっぺ)小便がアルコールってなことなんだわ。
んだから、一回作ったワインに砂糖ぶっこんで酵母入れて置けば醗酵すっぺ、
それを栓した瓶の中でやれば瓶の中にガスが残っぺねぇ
開けてびっくりシュワシュワだんべなぁ。
んでもよ一つ問題が有んだわ。
酵母つうのは活動し終わっと死んじまうから瓶の底に死骸が溜まんのよ。
澱みてぇにねぇ。
別に不味くはねぇんだきっと、なんか気持ちよくねぇべ?濁ってんのぉ。
んだから澱を取っ払うんだわ。
そん時に瓶が目減りすっぺ、その目減り分に甘いの入れんだっぺなぁ。
それがドサージュっつうんだ。
そすっと、口当たりが優しいスパークリングワインになっぺね。
んでもおれ辛口が良いなぁつう人がいっぺ!
んだからこのワインが「ノン」ドサージュつう事で、甘いのいれねんだわ。
何となくわかっけ?

説明はこれ位で・・・

キレのある辛口仕上げのスパークリングワインは料理との相性が良いマストアイテムです。
1本如何でしょう!ホタルイカの前菜とも何の問題もなく相性抜群で御座いました!

2016年3月1-2アイスヴァインの前菜仕立て

アイスヴァインの前菜仕立て

1週間ほど塩漬けにした豚の骨付きすね肉を原料に、
最後は蒸しあげて黒ニンニクのソースで中華風に仕上げております。

ワインは②桃っぽい白ワインで・・・

②ドメーヌ・アンドレ・ボノーム・ヴィレ・クレッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
2012年
白ワイン・・・・・桃の香り ネクター系のフルーティーさのある辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ マコネー ヴィレ
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・3180円

フランス・ブルゴーニュの最南端に位置する
マコンの街からほど近い場所がこのワインの原産地です。
以前何かで紹介したと思いますが・・・
ヴィッレとクレッセと言う二つの村からなる産地でして、
1999年からその名前で流通する様ななったと記憶しています。
それ以前はマコン・ヴィレとかマコン・クレッセとか呼ばれていたと思いますね。
2002年にマコン・ヴィレ、マコン・クレッセと言う呼び方が廃止され現在に至っています。
味わいは比較的果実が強くふくよかな印象で、
北の白ワインに比べれば酸味は穏やか。
若いうちはフルーツのニュアンスや花の甘い香りが入り混じり
早いうちから蜂蜜のニュアンスなんかも現れるように感じます。
価格も控えめでお勧めの生産地の一つですねぇ。

今回の白も桃のネクターような豊かな酒質を持っていて円やかな口当たり。
豚肉や鶏肉と言ったお肉料理に負けない味わいが有って、
今回の料理とも相性が宜しいようです。
黒ニンニクと黒酢のソースで淡白な白身のお肉にアクセントと深みを補いながら
蜜っぽさや甘みのあるワインで滑らかに口中を彩る事が出来てるようです。
ボンマリアージュじゃないでしょうか!

2016年3月1-3ホロホロ鳥のファルシ

ホロホロ鳥のファルシ

作る度に内容が変わるので・・・
今回は大エビとフォワグラなどえお仕込んでいます!
ソースはオマール出汁を混ぜたマデラ酒風味。

ワインは③の本日のメインを合わせております。

③レ・マッキオーレ・マッキオーレ・ロッソ
2001年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・生葡萄の香りと複雑な香りが混じり合う バランスの良いスムーズな飲み口
生産国・・・・・イタリア トスカーナ ボルゲリ
ブドウ品種・・サンジョヴェーゼ80% カベルネソーヴィニヨン10% メルロー10%
価格・・・・・・・5500円

イタリア・トスカーナ州ボルゲリ産の赤ワインの古酒です。
トスカーナと言ってもこれがまた広いんだなぁ。
面積22,992k㎡ 栃木県の面積: 6,408 km²ですよ。でかい!
だから一口にトスカーナって言ったって特徴はバラバラ、
普及品クラスからプレミアム系のワインまで幅広いのが現実なんですねぇ。
歴史も古くローマ時代まで遡る事が出来ますから・・・ね。
トスカーナの州都はフィレンツェ!
こちらは旅行で行かれた方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
周辺にはキアンティやらモンタルチーノやらモンテプルチアーノやら数多くの有名ワイン産地が点在しています。
しかし今回紹介するワインの生産地は「ボルゲリ」。
今では有名なプレミアムワインの生産地として名前も通っていますが・・・
歴史あるワイン産地とは違い新興のワイン生産地なんですねぇ。
(とは言う物のワイン造りはエトルリア時代から有ったそうですよ)
地理的には西にリグリア海のある沿岸沿いの海洋性気候の生産地。
『大まか』に分かりやすくイメージしやすように説明すると、
ボルドーや特にカリフォルニアと類似する地形的特徴が有る事から
カベルネソーヴィニヨンやメルローと言うボルドー原産の葡萄で造られる
しっかり系の赤ワインを造りやすい。(ホント大まかなイメージ)
何と言ってもボルゲリと言えば出てくる話が、
1970年代に一躍脚光を浴びたサッシカイヤの登場でしょう。
いまや幾らすんの??ってくらいお高いワインですが・・・

「イタリアにすげーワインが有んだよ」
「なになに何て言うの」
「サッシカイヤって言うらしいぜ」
「何処で作ってんの?」
「ボルゲリらしいぜ」
「うっそだぁ~冗談いうなよ」
と当時のワインマニア達が言っていたとかいないとか?

そんなボルゲリの地で農家を営んでいたエウジェニオ・カンポルミ氏が、
1983年に設立したのが今回紹介しているワイナリー「レ・マッキオーレ」
以前も書いたと思いますので参考にして下さい2番の白ワインです。

レ・マッキオーレについてリンク

物語が有りますよ。

そんな遺作の2001年の赤ワインです。
味わいはまだまだ残る生葡萄の香り、
円やかな染み入るような旨み。
サンジョベーゼ由来のゴムっぽい後味。
余韻に梅っぽい酸味とコーヒーの様な甘い香り。
味わいのバランスは良く渋みもしっかりと感じられますね。
強くはないのですが非常に良くまとまっています。
ホロホロ鳥の強すぎない味わいには、
これ位のボリューム感の赤ワインが良く合ってますね。
中から飛び出す大エビの食感と香りもワインと有っているようですね。

2016年3月1-4牛すね肉の赤ワイン煮込み

牛すね肉の赤ワイン煮込み

これこそが!まんまちゃんですねぇ。
桜色のリゾットが春っぽいですねぇ~。
投稿する時には2か月のタイムラグが有りますので・・・
桜散ってると思いますが・・・

ワインは④のリッチだけどバランスの良い赤ワインで・・・

④セリェール・ピニョル・マーテル・テレシーナ
2008年
赤ワイン・・・・・円やかな干し葡萄の口当たり 滑らかな印象 甘いコーヒーの余韻
原産国・・・・・・スペイン カタルーニャ テラ・アルタ
ブドウ品種・・・ガルナッチャティンタ50% カリニェナ30% モレニーニョ20%
価格・・・・・・・・5150円

以前に書いているので引用します。
1945年創業のワイナリーさん。
元々はバルク売りを主体に生計を立てていたそうですが、
(バルク売りとは自社で作ったワインを大容量で、
他のメーカーさんに原料用として売る事。
昔の日本の小さい地酒蔵も同じでしたね。)
1995年に現在の当主フアンホ・ガルセラ・ピニョル氏が参加後、
自社ビン詰めを開始して、独自ブランドとして今に至っております。
自社の畑は有機栽培を行っており、
栽培・醸造共に力を入れて評価も上昇中の生産者ですね。

今回紹介するワインは、
区画を厳選して栽培した地葡萄を原料に作られる、
このワイナリーさんの上級キュヴェ。
しっかりとした骨格を持ちながらも、
けっして強すぎる事なく円やかな口当たりが印象的な良ワインです。
干し葡萄の様な優しい甘み、ココアの様な滑らかな渋み、樽の甘い香り、
口当たりは非常に円やかでガツンと来ませんね。
ガッツリ系をお好みの方には何となくい物足りないかもしれませんね。
個人的には好きですが・・・。

たっぷりと使用した赤ワインが効いた煮込みに、
負けない構成がしっかりとした赤ワインの組み合わせですので
間違いは起こりませんえぇ。んん~美味し!

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