今週のワイン6月5週目

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2015年6月4
写真右から

①ガローデ・ペール・エ・フィス クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・ビュル・ド・クリスタル
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・・リンゴの香り 果実味もある 爽やかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・・ピノノワール70% シャルドネ30%
価格・・・・・・・・3500円

②ドメーヌ・コアペ ラ・カノペ・ジュラソン・セック
2011年
白ワイン・・・・・豊かな味わい 熟度の高い葡萄を感じる辛口
生産国・・・・・・フランス 南西地方 ジュラソン
ブドウ品種・・・プティマンサン
価格・・・・・・・・4680円

③ドメーヌ・レミ・ジャニアール モレサンドニ・1級・レ・ルショ
2011年
赤ワイン・・・・・花の香り 柔らかい口当たり 円やかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ モレサンドニ
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・5000円

④リッジ・リットン・スプリングス
2010年
赤ワイン・・・・・濃さを感じさせないバランスの良さ
生産国・・・・・・アメリカ カリフォルニア ドライ・クリーク・ヴァレー
ブドウ品種・・・ジンファンデル67% プティシラー23% カリニャン7% ムールヴェードル3%
価格・・・・・・・・8300円

2015年6月4-1三色ムースとコンソメの前菜

三色ムースとコンソメジュレ ウニ乗せ

ビーツ、パプリカ、万願寺唐辛子の三色ムース。
強めに赤ワインを入れたコンソメを冷やしてほんの少しだけプルプルした感じに仕上げてます。

ワインはクレマンドブルゴーニュ①で・・・

①ガローデ・ペール・エ・フィス クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・ビュル・ド・クリスタル
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・・リンゴの香り 果実味もある 爽やかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種・・・ピノノワール70% シャルドネ30%
価格・・・・・・・・3500円

ブルゴーニュのモンテリーに居を構えるドメーヌ。
東にヴォルネイ南にムルソーと名産地に挟まれイマイチマイナーな産地モンテリー。
個人的には好きなワインが多く、優しさと溌剌した果実味のバランスが良く
飲みやすいイメージがありますね。
そんなマイナー産地モンテリーのピノノワールを70%使用、
残りの30%は隣のムルソーのシャルドネを使用したスパークリングワインです。

爽やかな青いリンゴ香り、果実味と熟成感がほんのりとバランス良く配合された辛口。
様々な風味が織りなすムースに負けない構成がイイ感じです。
細やかで強い泡立ちとムースのしっとりと滑らかな食味と口中で溶け合います。

2015年6月4-2三元豚のハムと前菜

三元豚のロースハム前菜仕立て

三元豚の肩ロースを自家製ハムにして提供前に軽く炙っております。
その他に4種類こまごまと付け合わせにしてます。

個人的に、あくまで個人的に思うのですが・・・
一皿の料理を仕上げる時に一番苦労するのは実は≪付け合わせ≫だったりします。
考えてみると4品のコースを作る時に、付け合わせの料理を入れると下手すりゃ10品以上になる時もしばしばです。
それにプラスソースを造ったり、数種類の出汁を取ったりとなってくると・・・
いやっぁ~料理って大変だなぁと思ったりなんかしちゃったりって感じで御座りまするが・・・。ため息が出ます。

気を取り直して!!ワインです。
ドメーヌ・コアペ当店では度々登場するワイナリーさんです。
有名な極甘口のワイン、カンテサンス・デュ・プティ・マンサン
(税抜き23000円。在庫置いてないので欲しい方は言って下さい取り寄せます!)の作り手。
80年代後半にこのカンテサンス・デュ・プティ・マンサンがかなり高評価得て、
一躍世界のトップワイナリーの仲間入り!!って事らしいっす。
確かに美味いですよ。高いけど・・・。
その作り手さんが作る辛口の白ワインが今回紹介するワインです。
資料によると良年のみの生産って事です。

飲んだ印象はかなりの凝縮感のある辛口。
桃の香りや味わいが有ってゆったりとした果実味も感じられます。
香りに少~し海苔っぽい風味や、熟成感もありますので
単調にならず複雑な後味となっている所が、大人っぽい印象ですね。
一言で言えば葡萄が良いのでしょう!!力強いです。
こういう腰の強い白ワインは赤ワイン同様、お肉との相性が素晴らしい。
ので、ロースハムと一緒に召し上がって頂いても全然問題なしです。
アルザス地方なんかはよくお肉とピノグリを合わせるようですが、
それと似た印象で良きマリアージュとなってます。

価格が5000円に近いので、中々簡単に手の出るラインではありませんが・・・
12本くらいはストックして置きたい衝動にかられる良酒ですね!誰か出資してくれませんか?
金が無いって辛いですねぇ!

2015年6月4-3スズキのポワレ

スズキのポワレ

単純明快そのまんま!
ソースは魚貝海老の出汁と仕上げにサフラン。濃厚です。

ワインは③の果実味の若々しい赤ワインで・・・

③ドメーヌ・レミ・ジャニアール モレサンドニ・1級・レ・ルショ
2011年
赤ワイン・・・・・花の香り 柔らかい口当たり 円やかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ モレサンドニ
ブドウ品種・・・ピノノワール
価格・・・・・・・・5000円

元々はジャニアール・マルセルと言うドメーヌでしたが、
2004年に父の引退を機に長男のレミ氏が次男と分割相続して出来たのがこのレミ・ジャニアール。
ブルゴーニュではよくある出来事です。
相続に次ぐ相続で畑の細分化が進み一つの畑に所有者が200人ってなことも有ったりします!
ジャニアール家は円満に行っているようです。が!中には
相続を巡って昼ドラの様な展開が有ったりする事もしばしばです。
個人家族経営的ブルゴーニュの悲哀が感じられます。
格付された畑の面積は増えない、それ故にブルゴーニュの畑は稀少で貴重なんですね。
現実は小説より奇なりってよく言われたもんです。

レミ氏は父マルセルの下で20年以上もワイン造りにかかわった苦労人です。
出来上がるワインは優しさと力強さのバランスの良い良酒が多いように感じられますね。

今回取り上げているワインはモレサンドニの中でも1級に格付された畑の物。
ヴィンテージは若いのですが、優しい口当たりで果実の甘みを感じます。
スミレの花、ピンクグレープフルーツの香りが有りますね。
渋みも強くはないですがしっかりと感じられます。

スズキのポワレの香ばしい香りとサフランの薬っぽい独特の風味と、
ワインの印象が重なり合ってボンマリアージュで御座います。

2015年6月4-4エゾ鹿のランプステーキ

エゾ鹿のランプステーキ

エゾ鹿の柔らかいランプ肉をたっぷりのバターで柔らかく火入れしています。
ソースは???フルーツ系?の甘めのソースだったような??

ワインはリッチなリッジの④赤ワインで・・・

④リッジ・リットン・スプリングス
2010年
赤ワイン・・・・・濃さを感じさせないバランスの良さ
生産国・・・・・・アメリカ カリフォルニア ドライ・クリーク・ヴァレー
ブドウ品種・・・ジンファンデル67% プティシラー23% カリニャン7% ムールヴェードル3%
価格・・・・・・・・8300円

こちらも当店の定番的なワインです。
有名な「パリスの審判」の一役を担っているワイナリーと言う事でも有名ですね。

このリットンの良い所は力強さと平行に優雅さが有る所でしょうかねぇ。
梅ジャムやバニラ、フルーツのボリュームのある香りと味わい、
それと並行して綺麗で力強い酸味が混在しています。
だから飲んでいてしつこくなく飽きない。
個人的に好きなワイナリーですね。
価格もこのご時世で他のカルトと比べても高くはないと思いますよ。
気軽に開けられる価格で無い事も分かりますが・・・。

さて!柔らかく癖のない鹿肉に甘いフルーツのソースと
赤身のお肉の様な風合いの赤ワインの組み合わせ!
リットンの野性身が鹿の野性とボンマリアージュです。

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