写真右から
①ベッレンダ・コル・ディ・ルーナ・ロゼ・ディ・ヴァルモンテ・ヴィーノ・スプマンテ・N/V・泡ロゼ ・・・・・2100円
生産国・・・イタリア ヴェネト ブドウ品種・・・ラボーソ80%ピノネロ20%
②ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・ムロン・シュル・グラニット・ギィ・ボザール2005年・白・・・・・2800円
生産国・・・フランス ロワール ブドウ品種・・・ミュスカデ
③プロヴァンス・マッシフ・ド・ラ・サント・ヴィクトール・シラー・ピーター・フィッシャー2008年・白・・・・・3000円
生産国・・・フランス プロヴァンス ブドウ品種・・・シラー
④シャトー・トロワ・クロワ・2004年・赤・・・・・4800円
生産国・・・フランス ボルドー フロンサック ブドウ品種・・・・メルロ85%カベルネフラン15%
イカ下足揚げ
当店としては!?と言う意味で、ここ最近頻繁に(2回目ですが…)アミューズとして登場しております。イカ下足。原価も安く無料で提供するにはもってこいの食材です。食べても美味いしねぇ。先ず一皿目の肴としては絶品です。良い物を教えて頂きました。ワインはイタリア産の①ロゼのスパークリングワインで如何でしょう。
キャッツアイ 生牡蠣のオードブル
オーストラリア、タスマニア産の高級オイスターです。東京の知人のお店では、一粒たしか500円で提供しておりました。小粒ですが味わいの濃いオイスターですよ。そう言えばオーストラリアの空港でも売ってましたねぇ。合せたワインはかなりオーソドックスですが…②のフランス産の白ワインで如何でしょう?やっぱり生牡蠣にはリンゴ酸の利いたさっぱりした辛口の白ワインが良く合いますねぇ。個人的には日本酒も捨て難い気がしますが…。当店の提供方法だったらやっぱりワインが良く似合います。
ところで生牡蠣と言ったら食あたりが気になる所ですが…そこで豆知識。生牡蠣食中毒の原因とされるノロウイルスは牡蠣に付着した海水に存在しておりますので、殻を開けた牡蠣の身を取り出し、流水でよ~くよ~く洗い流す事によってかなりの確率で排除できます。同じく殻にも着いておりますのでこちらも流水でよ~くよ~く洗い流す事によって排除できます。更に取り出した牡蠣の身を塩水やヴィネガー(当店はシェリーヴィネガーにて)洗う事によって原因菌の排除が可能です。ここまでの事を下処理で行えば食あたりもかなりの確率で防げるはず是すので参考にして下さい。ただ100%とは言いませんのであくまで自己責任でお願いします。それに牡蠣の身が痛んでいたら駄目ですけど…。因みに今回使用したキャッツアイを養殖しているタスマニアには食中毒の原因菌のノロウイルスが存在しないみたいです。が、下処理はいつも通りに行っております。
九州産黒毛和牛A5ランプ肉のカルパッチョ
またまた危ない話題の生肉で御座います。自分で言うのも何なんですが…チャレンジャーですねぇ。とは言うもののこちらもちゃんとした下処理をしておけば大丈夫。(絶対と言いませんが…何事も100%は有り得ないですからね)今回は表面をボイルする事によって殺菌しております。一人前ずつカットした牛肉はレモン、塩、オリーブオイルで数分間マリネしてからお皿に並べております。パルミジャーノ、バルサミコソース、ルッコラとマッシュルームのサラダを乗せて、ニンニクオイルを掛ければ完成です。流石旨い肉は生でも美味しいです。ワインは③のフランス産の赤ワインを合せてみました。優しい甘みと柔らかな酸味、ほのかに香るスパイスの香りが食をソソリマス。口の中でとろける旨味の有る牛肉の脂と相性抜群です。最初は軽めの赤ワインを選択しようと思いましたがこのワインで正解です。
イベリコ豚ロース肉のロースト
今回使用したイベリコはベジョータです。スペイン語でどんぐりと言う意味らしいですが、ざっくり言っちゃうと、どんぐり食って大きくなった高級豚って事。ただ、食ったら分かる旨い豚肉です。ソースはフォンドボーとヴォライユをブレンドした物をニンニクとマッシュルーム、バター、マルサラ酒で仕上げたもの。付け合わせには春菊と金時ニンジンのサラダ。イベリコノ繊細な旨味には強すぎるワインじゃもったいないので、熟成によってこなれた感じで中身の詰まった旨味のあるフランス産の④の赤ワインをご用意しました。予想以上に美味い組み合わせとなりました。