『甑 こしき』
先日紹介した和釜で蒸かしています。
蒸かし上がりはこんな感じです。
お米が用途に別けて重ねてあります。
普通酒用の麹米です。
10キロ位に別けて温度調整
目標温度まで何回か返したり広げたりの繰り返しです。
目標の温度になると『麹室 こうじむろ』と呼ばれる部屋に引き込みます。
この部屋は真夏の暑さです。この日の温度は36度だったかなぁ??
均一に広げてさらに温度調整。
これを繰り返します。汗だくです。
『種付け』麹菌(まぁ手っ取り早く言えばカビ』を蒔いています。
薄ら見える粉の様なものが麹菌です。両面に振りかけます。
種付けした蒸米を一か所に集めて富士山を作ります。
写真左が杜氏の阿久津君メタボ気味!!
右が今シーズンから蔵人になった藤田君。仕事が丁寧です。
風をひかない様に毛布を掛けて一先ず完成。
この後また広げたり山にしたり繰り返し小分けにされます。
細かい工程は省略。
『出麹 でこうじ』
2日後の様子
小分けにされた麹米を細かくバラシテ
温度の低い場所に移動します。
写真は斎藤さん。蔵の人気者です。
蒸米の周りにはカビ胞子が根付いて
見た目が真っ白になります。
こんな具合です。食べると甘いんですよ。香りは焼栗の様です。
この麹がお酒の良し悪しを決める大きなポイントとなります。