ワインBAR12月4週目の内容

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2015年12月4

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分6070円
合計10570円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①二コラ・フィアット・ブリュット・グラン・レゼルヴ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・焼リンゴの香りと爽快な青リンゴの香り 果実味のある辛口
生産国・・・・・フランス シャンパーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール40% ピノムニエ35% シャルドネ5%
価格・・・・・・・3800円

②サンディー・シャルドネ・サンタ・バーバラ
2013年
白ワイン・・・・・爽やかな香りとほんのりと甘い樽の香り 円やかな甘みを感じる辛口
生産国・・・・・・アメリカ カリフォルニア サンタ・バーバラ
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・4980円

③ドメーヌ・デュブレール・サヴィニー・レ・ボーヌ・ヴィラージュ・レ・ブランショ・デュ・ノール
2011年
赤ワイン・・・・軽やかでチャーミングな辛口
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ サヴィニー・レ・ボーヌ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・5500円

④エルダトン・コマンド・シングル・ヴィンヤード・シラーズ
2001年&1998年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・・01年甘いチョコレート干し葡萄の香り 色調濃く力強い味わいとスパイス
98年上品で滑らかな柔らかい味わい ピノノワールにも通じるようなエレガントな風味
原産国・・・・・・南オーストラリア バロッサヴァレー
ブドウ品種・・・シラーズ
価格・・・・・・・・10000円

2015年12月4-1雲丹のロワイヤル

雲丹のロワイヤル

最後まで作った事の無いものを作ってます!
中々難しいですねぇ。ようは茶碗蒸しなんですが・・・ね。
コンソメの餡を掛けて如何でしょう!

ワインはここのところ年末恒例になってます二コラフィアット・・・

①二コラ・フィアット・ブリュット・グラン・レゼルヴ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・焼リンゴの香りと爽快な青リンゴの香り 果実味のある辛口
生産国・・・・・フランス シャンパーニュ
ブドウ品種・・ピノノワール40% ピノムニエ35% シャルドネ5%
価格・・・・・・・3800円

毎年年末にご奉仕価格で販売してます二コラフィアットです。
今年もやってます。
フランス国内のシェアは今年でなんと、
10年連続のナンバーワン。
あまり日本では有名じゃないですが、
フランス本国のワイン生産者の中では、
かなり信頼性の高い生産者らしいですよ。
二コラを取り扱っているだけで、
信頼されると聞きます。

歴史の古い生産者が多いシャンパーニュの中でも、
二コラ・フィアットは1976年創業と新しい。
創業者の二コラ・フィアット氏は18歳の時、
フランスからアメリカに渡り起業した青年でした。
アフリカからのコーヒー豆の輸入で成功を収め、
一代でアメリカンドリームを叶えた男なんですねぇ。
映画みたいな人生です。
1960年に12ヘクタールの葡萄畑を、
シャンパーニュの地ランスで譲り受ける事になるんですが・・・
ここの所の経緯の詳しい資料が無いので、
なぜ譲り受ける事になったのかは不明。
そして1976年に創業する訳で御座りんす。
現在10年連続でフランス国内シェアナンバーワンですからねぇ。
イヤハヤ凄い御仁で御座います。

この方がニコラ・フィアット氏
Nicolas1.jpg
銀幕のスターみたいですね。

さてさて、ワインと料理ですが・・・
雲丹を使用した茶碗蒸しとコンソメ餡とトッピングの雲丹のロワイヤル。
雲丹の海感が円やかにしなやかに鼻腔通り抜けると、
現れるミネラル感。
焼リンゴの様な風味と青リンゴの様な相対する香りがあり、
複雑な風合いと新鮮な果実と酸味のバランスの良いシャンパンが、
雲丹のミネラル感と良く合ってる気がします。
コンソメのしっかりとした、コクと旨みが全体広がって口中をまったりと包み込む感じを、
キレの良い酸味と泡が通る事によってリセットしてくれますよ。

2015年12月4-2オマールのリゾットアラミラネーゼ

オマールとリゾット・ア・ラ・ミラネーゼ

オマールはしっとりと立て塩とハーブで仕上げて、ソースはオマールと魚介の濃厚なもの。
リゾットはブイヨンとサフランで、仕上げにトリフ風味の卵黄ソースを掛けて完成。

ワインは②の白ワインで・・・

②サンディー・シャルドネ・サンタ・バーバラ
2013年
白ワイン・・・・・爽やかな香りとほんのりと甘い樽の香り 円やかな甘みを感じる辛口
生産国・・・・・・アメリカ カリフォルニア サンタ・バーバラ
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・4980円

インポータさんの資料によると
「マイケル・ミーナグループでワインディレクターを務めるラジャ・パー氏がはじめたワイナリー。」
と言う事になってますが・・・あたしゃ聞いてもピンとこない。
知ってる人はすぐにピンと来るんでしょうが・・・
如何せん情報に疎いアチキにはピンとこない・・・。
マイケル・ミーナグループって何???とまずは来るわけで御座います。
なんかマイケル・ミーナさんとは、エジプト出身の有名なシェフらしいですねぇ。
そのマイケルさんが幾つかやっているレストランで使用するワインを決める方が、
ワイナリーのオーナー「ラジャ・パー」さんらしいですね。あじゃぱ~!古
そんな説明でいかんべ?勘弁しとこれね!

味わいは香りに冷涼な気候を感じさせる清涼感のある香りと
カリフォルニアらしい甘い樽香とレモンキャンディーの様な風合い。
味わいはヨーグルトキャンディーをなめながらシャブリを飲んでいるような
ブルゴーニュと新大陸の中間的なニュアンスが有って面白いですね。
甘さの中にドライ感が有って、最後に鼈甲飴の様なキャンディー風味が残る。
上品さとパワフルさのバランスが宜しいかと思いますね。

オマール特有の豊かな風味と、サフランの薬っぽいスパイス的な香りを
豊かな樽と葡萄の味わいが纏め上げる感じでマッチしてますね。
意外にしっかりとしたソースに負けない、
味わいが有る白ワインで心地良く召し上がれるのではないでしょうか!

2015年12月4-3スズキとフォワグラの白菜包み

白菜の漬物で包んだスズキとフォワグラ 出汁とトリフとなめこの餡で

タイトルのまんまの料理です。
中にトリフ風味のユリ根のペーストが入ってます。

ワインは③のチャーミングな赤ワインで・・・

③ドメーヌ・デュブレール・サヴィニー・レ・ボーヌ・ヴィラージュ・レ・ブランショ・デュ・ノール
2011年
赤ワイン・・・・軽やかでチャーミングな辛口
生産国・・・・・フランス ブルゴーニュ サヴィニー・レ・ボーヌ
ブドウ品種・・ピノノワール
価格・・・・・・・5500円

以前使用した物のヴィンテージ違いです。
以前も③で使用しています

ブルゴーニュの魅力に魅了され、
移り住んだブレアペデル一家がやっている家族経営のワイナリー。
まぁブルゴーニュはほぼほぼ家族経営ですがね。
そんだけの思いがあってワイン造っている人ですから、
口当たりの優しいワインを造りますよ。
って、そんな説明じゃ説得力が無いですが・・・

以前の12年に比べると、
よりチャーミングな印象です。
淡い色合いに、グレープフルーツの様な爽やかな香り。
味わいは優しい渋みと、ほんのり感じる旨み。
軽やかでリズム感の良い飲み心地が好印象です。

白菜の漬物がアクセントになっている料理に、
端麗な辛口の日本酒を合わせているようで、
何処となく料理に落ち着きが出ます。
優しいエキスを感じながら、ゆったりと召し上がって下さい。

2015年12月4-4エゾ鹿のポワレ

エゾ鹿のポワレ

まんまちゃんです。

ワインは豪勢に2本立てお好みで如何でしょう!

④エルダトン・コマンド・シングル・ヴィンヤード・シラーズ
2001年&1998年(自社セラーリング)
赤ワイン・・・・・01年甘いチョコレート干し葡萄の香り 色調濃く力強い味わいとスパイス
98年上品で滑らかな柔らかい味わい ピノノワールにも通じるようなエレガントな風味
原産国・・・・・・南オーストラリア バロッサヴァレー
ブドウ品種・・・シラーズ
価格・・・・・・・・10000円

起源は1894年。
葡萄が植樹され、1916年にはサミュエル・エルダトン・トリーと言う方がワイナリーを築いたそうです
が!しばらくすると管理者が居なくなり・・・放置され荒れ放題と言う結末。
そんな歴史ある葡萄畑に目をつけて購入したのが現在のオーナー、ニール&ロレーヌ・アシュミィド夫妻。
事は1982年だそうです。
人に歴史あり、畑に歴史あり、って事っすねぇ。
因みにサミュエル・エルダトン・トリー氏とは、血縁関係はないみたいですね。
ですが、敬意を払って、ワイナリー名を「エルダトン」にしたとか・・・。
今回紹介するのはエルダトンのトップアイテム「コマンド・シラーズ」
こちらの畑はもっと歴史が古く起源は1843年と言うから凄いですね。
様々な人の手に渡り現在に至っている葡萄畑ですが、
それだけ魅力的な葡萄が収穫できるのでしょね。

今回は2001年と1998年の2アイテムを用意して飲み比べをしてみました。
同じ畑とは思えない違いが出てびっくり仰天雨あられって感じですね。

01年の方が比較的に想像しやすいパワフル系。
対する98年は上品なエレガント系な仕上がり。
ヴィンテージの違いによるものか?それとも経過年の違いによるものか?
双方が絡み合って出た結果の様に思いますね。
個人的には98年の方が好みですが、
これだけは嗜好の問題でしょう。
どちらにも良い点がって、甲乙付け難いです。

料理との相性で言えば、肉単体で98年。
ソースたっぷり01年って結果が順当かと思います。

エゾ鹿ってホント癖が無いですからね、
98年の様なブルゴーニュを思わせる上品な出で立ちの赤ワインでも十分に対応可能ですね。
とは言っても元々はパワフルな味わいの赤ワインですから、
その点を考慮してコート・ロティの熟成物と言う印象で捉えて頂ければ想像が付きやすいかもしれませんね。
対する01年には、濃厚なソースがあって更に好印象に導く感じですかね。
因みにソースは、ポワブラードをベースにペドロヒメネスで甘みと香りを加えた濃厚なものです。
ワインの中にある香りと、ソースの香りがフュージョンしてます。

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