ワインBAR 2月3週目の内容

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2016年2月3

この週の代金内訳 食事4品コース4500円 ワイン4杯分4720円
合計9220円(税込)となりました。ご来店有難う御座いました。

写真右から

①ベルナール・ペルトワ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・甘いリンゴの蜜様な香り 酸味しっかりとした辛口
生産国・・・・・フランス シャンパーニュ
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・5600円

②ジョブロ・ジヴリー・アン・ヴォー・ヴィエーユ・ヴィーニュ
2005年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・まったりとした甘い樽の香り 豊かで柔らかい果実味 滑らかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ ジヴリー
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・5800円

③クニンワインズ・パプ・スター・レッドワイン
2013年
赤ワイン・・・・生葡萄をほおばった様な香りとエキゾチックなスパイスの香り 甘い果実のバランス良い味わい
生産国・・・・・アメリカ カリフォルニア セントラルコースト
ブドウ品種・・グルナシュ53% ムールヴェードル22% シラー18% サンソー7%
価格・・・・・・・3800円

④ルーウィン・エステート・アートシリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン
2001年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・ミント・ユーカリ系の香り 樽の甘い香り 酸味も有ってぼてっとしてない所が良い所
原産国・・・・・・西オーストラリア マーガレットリヴァー
ブドウ品種・・・カベルネソーヴィニヨン主体
価格・・・・・・・・7000円

2016年2月3-1前菜5種盛Vo2

前菜5種盛

焼白子豆腐、生牡蠣、セリとふきのお浸しキャビア添え、
先週のトーロンポーを小さくしてアレンジした物、クリームチーズの西京焼きの五品。

ワインはバリエーションに対応できる①のシャンパーニュで・・・

①ベルナール・ペルトワ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
ノンヴィンテージ
泡白・・・・・・・甘いリンゴの蜜様な香り 酸味しっかりとした辛口
生産国・・・・・フランス シャンパーニュ
ブドウ品種・・シャルドネ
価格・・・・・・・5600円

シャンパーニュで10世代以上続く生産者。
石造りの立派な御家に住んでます。
お金持ちっぽいっす!真意の程は分かりませんが・・・。
大メゾンと呼ばれるシャンパンメーカーとは対照的に
葡萄栽培から醸造を行うのがぺルトワなどに分類される小規模生産者。
結構居るんですよねぇ。
ほぼほぼフランス国内で消費されている事が多いとは思いますが・・・
しかも結構安いんですよねぇ=。
大手のバカ安商品に比べれば高いですけど・・・。
味は個性的で美味しい物が揃ってますよ。
そんなぺルトワさんのスタンダードがこのワイン。
95%ル・メニル・シュル・オジェ、5%オジェのシャルドネ100%。
平均樹齢25年。テット・ド・キュヴェ(一番絞り果汁)のみを使用。
約4年間瓶熟成。
ドザージュは4.5~5.5g/l。
年間生産量は17000本のみ。
とインポータさんの資料には出ています。
まぁ飲めば分かるんですが、オーソドックスです。
リンゴの蜜っぽい甘い香り、しっかりとした酸味、
過度に熟成感出ているわけでもなく、
余韻に鼈甲飴の様な香ばしさと風味が残ります。
ほぼほぼシャンパンてこんな感じが多いかと思うんですが、
特出すべきは、
ドライでありつつもしっかりとした酒質を持っている所。でしょうか?
シャルドネ100%と言う事も有ってか、
フレッシュ感とエレガンス感、最後にミネラル感が出て来るのは土地の影響でしょうかねぇ。

5種盛と言う欲張った前菜盛に合わせる。
ワインに求められるのは応用の効く幅の広さでしょうかねぇ。
その点シャンパーニュは幅広い対応力を見せてくれます。
流石っす!

2016年2月3-2西京スープ

西京味噌仕立てのスープ

黒瀬ぶり、白子、里芋、かぶ、牛蒡、人参を
それぞれに下仕事してから
西京味噌ベースのスープで合わせています。
上の物は牡蠣のペーストです。
お好みで溶いて召し上がって頂きます。

ワインは②の白ワインで・・・

②ジョブロ・ジヴリー・アン・ヴォー・ヴィエーユ・ヴィーニュ
2005年(自社セラーリング)
白ワイン・・・・・まったりとした甘い樽の香り 豊かで柔らかい果実味 滑らかな辛口
生産国・・・・・・フランス ブルゴーニュ ジヴリー
ブドウ品種・・・シャルドネ
価格・・・・・・・・5800円

ブルゴーニュの中でもマイナーな産地「コート・シャロネーズ」
地理的にはピュリニーモンラッシェから10キロ程南下した辺り。
意外に地理的には銘醸地から離れていないんですねぇ。
こちらの地域も南北に連なるバリエーションに富んだ地域。
北はブーズロン、リュリー、メルキュレー、『ジブリ』、モンタニーと
南北に10キロ程でしょうか?
その中でも一番知名度が高いのは「メルキュレー」でしょうかねぇ、
次に「ジブリー」なのかな??
実はどちらの場所も生産量で言うと「赤ワイン」が圧倒的で、
白ワインは意外に少ないんですよね。
赤ワインは分かりやすい果実があって、
フルーツ感と梅っぽいニュアンスがあるのが特徴かなぁ・・・。
比較的に値ごろ感の良いイイ感じのワインが多い地域ですね。
しかし今回紹介するは「白」。
しかも10年以上寝かせた古酒!
中々お目に掛かれない代物ではないでしょうか?(自己満気味)
いやぁ美味いです。
まだ若い生葡萄の風味を残しつつも、
ゆったりとした甘い蜂蜜の様なニュアンス。
柔らかい樽の風味と相まって甘みと旨みのバランスが宜しいかと感じます。
じわりじわり香りが広がる所もポテンシャルの高さが伺えますね。
若いうちは豊かな果実味が主体となってフルーティー感が前面に出ていましたが、
そこに妖艶な香りと円やかさが出てきていて良い感じですねぇ。
けして重すぎる事は無いと言う所もGoodポイントです。

さて、西京味噌の円やかな味わいのスープと、
円やかな白ワインの相性は抜群です。
出汁が効いてますね。
お好みで牡蠣のペーストを溶かしながら風味を変えて頂くと、
ワインのミネラル感とも共鳴し始めますよ。
ボンマリアージュです!

2016年2月3-3彩りの一皿

彩りの皿(別名余白無し)はははは

余白の無い一皿になりました!
オマールのグリル、鴨のロースト、フォワグラと兎のテリーヌ、フルーツ、アスパラ、エトセトラって感じでしたね。

ワインは③の赤ワインで・・・

③クニンワインズ・パプ・スター・レッドワイン
2013年
赤ワイン・・・・生葡萄をほおばった様な香りとエキゾチックなスパイスの香り 甘い果実のバランス良い味わい
生産国・・・・・アメリカ カリフォルニア セントラルコースト
ブドウ品種・・グルナシュ53% ムールヴェードル22% シラー18% サンソー7%
価格・・・・・・・3800円

以前書いた同ワインの説明リンク

シャトーヌフ・デュ・パプへのオマージュワイン!
近年?最近?昔から?各国多く造られるようになっている気がします。
個人的にも料理的にも合わせやすさと好きな味わいの系統なので登場する機会が多いでしょうか?
こちらはカリフォルニア産のローヌ風赤ワインですね。
以前も書きましたが本家よりも俄然生葡萄感が強く表現されてます。
スミレの花やイチゴと言った香りとバニラや香辛料の風味、
強いアルコール感が後味を引き締めます。

色々と欲張った一皿に合わせるフルーツ感の強い赤ワインの組み合わせ!
お互いがお互いを高めながら育つ感じでしょうか?意味不明のコメント・・・。
見た目も楽しい一皿に陽のワインは場の雰囲気を盛り上げてくれます!

2016年2月3-4和牛カイノミのポワレ

和牛カイノミのポワレ

まんまちゃんです。
アクセントにカラス大根のグリル、
付け合わせに筍飯&サラダ、
ソースはフォンドボーベースの和風です。

ワインは④のスペシャルな赤ワインで・・・

④ルーウィン・エステート・アートシリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン
2001年(自社セラーリング物)
赤ワイン・・・・・ミント・ユーカリ系の香り 樽の甘い香り 酸味も有ってぼてっとしてない所が良い所
原産国・・・・・・西オーストラリア マーガレットリヴァー
ブドウ品種・・・カベルネソーヴィニヨン主体
価格・・・・・・・・7000円

西オーストラリアの代名詞的生産者の一つでしょうか?
ルーウィンと言うとシャルドネ種から造られる白ワインが有名ですが
カベルネから造られる赤ワインも捨てがたい。
オーストラリア的な豊か果実とユーカリ的ハーブの香りが入り混じりますが、
何処と無く上品でまとまりがある。
パワフルすぎない所が飲み疲れない印象です。
下支えとなる酸味もちゃんと感じられて、ボルドー的な雰囲気を醸し出します。

またルーウィンと言うと毎年行われるコンサートも有名で、
過去にはダイアナ・ロスやスティングなど大物歌手も登場するほどの
地元では有名なコンサートです。
ルーウィンのホームページに画像が有ったので張っておきますね。↓
ルーウィンエステート
友人にタキシードを借りて1度だけ行ったことを思い出しますねぇ。
また行ってみたいなぁ。
コンサートの後のパーティーでお披露目されるのがアートシリーズのシャルドネ。
私が行ったときはちょうど2003年産のお披露目でした。
勿論同じ2003年物のシャルドネを寝かせてあります!(あゆみさんが…とほほ)

さて、2001年のカベルネですが、
甘く優しい樽の香りがほんのりと感じられます。
杉の葉やミント、ピーマン、ユーカリ的な青い風味と
柔らかな甘みを伴った果実味。
滑かでしなやかな渋みがスムーズです。

和牛のカイノミが持つ赤身でもない脂でもない独特な食感と風合いに、
バランスの良いこなれた赤ワインが上手にマッチしてますね。
ボンマリアージュです。

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